PR
ウイスキー&バー/ウイスキー、おススメのこの一瓶

初心者にすすめる、一瓶。第6回 軽快でマイルドなカナディアン(2ページ目)

5大ウイスキーのひとつ、カナディアンウイスキーは軽快でマイルドな香味で、初心者にはとても飲みやすいタイプといえる。フレーバリングウイスキーとベースウイスキーを巧みにブレンドしてつくられている。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

PR
その他、クラウン・ローヤル(¥3,930)や、アルバータ・スプリングス10年(¥3,940)などが人気銘柄だ。
クラウン・ローヤルはカナディアンの中でも樽の熟成香が豊か。
アルバータ・スプリングスはライ麦からつくられたウイスキー特有のコクをまるみのある味わいに仕上げたもの。CCと同様、カクテルのマンハッタンのベースにもよく使われる。

さて、カナディアンウイスキーはライ麦を主体にしたフレーバリングウイスキーと、とうもろこしや麦芽などを原料にしたベースウイスキーをブレンドしてつくられる。
これらの原料は、氷河による清冽で豊富な水を得て、爽やかな香味を生む。

フレーバリングウイスキーは連続式蒸溜機で蒸溜した後、さらに単式蒸溜器、あるいは1塔式の連続式蒸溜機で蒸溜する。
ベースウイスキーは3塔式以上の連続式蒸溜機を使って純粋のアルコールに近いところまで蒸溜する。
そのためフレーバリングウイスキーはモルトウイスキーのように個性の強いラウドスピリッツになり、ベースウイスキーはアルコール分は高いが個性の弱いサイレントスピリッツとなる。

熟成はフレーバリングウイスキーは主に内側を焦がしたホワイトオークの新樽や古樽など、ベースウイスキーは主にバーボンの再生樽を使う。だが両者ともにブランデーやシェリーの古樽を使ったりもしている。
また熟成期間はさまざまで、スコッチやジャパニーズと比べると短い。だが巧みにブレンドしながら、軽快でマイルドに仕上げるのが特長だ。

前回の『ウイスキーのダシの歴史2』もご参照いただきたい。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2

あわせて読みたい

All About注目リンク

PR

ウイスキー&バー 人気記事ランキング

2024/11/25 更新
ランキング一覧
  1. 1サントリーオールド、冬はホットウイスキーのススメ
  2. 2ウイスキー・ソーダとハイボールの違い
  3. 3ジムビームカクテル簡単ジュース割り家飲みレシピ
  4. 43回 ライムやレモン、どうする?
  5. 5ジムビーム/バーボン、偉大なる血族の記録
協力:サントリー

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます