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GWは姫路へ! 「姫路菓子博2008」(3ページ目)

第25回全国菓子大博覧会・兵庫(姫路菓子博2008)。職人技が光る工芸菓子の展示や菓子の展示・試食・即売などが楽しめます。開催は2008年5月11日まで。お見逃しなく。

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

姫路のお菓子

実演
「播州駄菓子」の実演販売
(「常盤堂製菓株式会社」)
ここまで来たら開催地、姫路のお菓子もチェックして帰りたい! 会場内で姫路のお菓子が購入できるのは、「兵庫のお菓子館」の近くにある「姫路城下町」。

播州駄菓子
生地の旨みが印象的
素朴で温かみのある
「播州駄菓子」
今回私が夢中になったお菓子が、「播州駄菓子」と呼ばれる姫路のかりんとう。姫路藩家老河合寸翁が長崎に人を派遣して製造技術を学ばせた油菓子がその始まりとされる、歴史ある姫路名物です。

実演販売のかりんとうが、まだ温かいうちに試食に出ていました。しっかりとした噛み応えの中に生地の旨みと甘みが広がり、後を引く美味しさ。地元の方たちに勧められた数種類を、たっぷり買い込みました。

玉椿
上品な「玉椿」
黄身餡を包んだ
薄い紅色の求肥餅
江戸時代後期からの姫路藩主、酒井家が茶の湯を好んだことから、茶の湯に向く半生菓子系の菓子も発展した姫路。河合寸翁により藩の御用菓子に取り立てられた「伊勢屋本店」の「玉椿」は、今でも姫路銘菓として愛されています。

姫路菓子博2008
白餡入り焼き饅頭「三左衛門」
姫路城築城400年記念菓子
(「菓匠 高砂屋」)
この他にも姫路城をモチーフにした最中や特産の太市筍の甘露煮を使った羊羹や最中など、姫路土産に喜ばれそうなお菓子もありました。ぜひ、姫路に足を運んで実際に味わってみてください。

今回の博覧会では、できるだけ多くの子どもに来て欲しいという考えから、小学生以下の子どもは入場無料。子どもたちが日本の菓子文化を大切に思うきっかけになりますように!

※混雑時は各パビリオンで、長時間の待ち時間が生じる可能性があるようです。

<開催情報>
■第25回全国菓子大博覧会・兵庫 「姫路菓子博2008」
◇テーマ:姫路城で花開く 平成の菓子文化
◇開催地:姫路城周辺
◇開催期間:2008年4月18日~5月11日
◇開催時間:9:30~17:30(入場は16:30まで)
◇入場料(当日券):
大人(高校生以外の満18歳以上)2,000円
シニア(2008年5月11日時点で満65歳以上)1,600円
高校生1,400円、中学生800円
小学生以下無料 ほか特別割引等あり
※野点庭園「菓心庵」、「お菓子の学校」などは別途料金が必要
◇主催: 第25回全国菓子大博覧会・兵庫 兵庫県実行委員会
(構成団体;兵庫県、姫路市、兵庫県菓子工業組合、兵庫県洋菓子協会、兵庫県商工会議所連合会、姫路商工会議所 他)

【その他和菓子記事】
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