青茶(qing cha)
武夷岩茶(福建省) |
東南アジアを初め各地に広がって行った華僑が好むことから、青茶が世界に広まったといわれています。
半発酵といってもその幅は広く、8%程度(包種茶)から80%(紅烏龍)程度まで幅があります。そのため、味や香りのバリエーションも非常に豊かで、発酵度が高くなるにつれて、香りや味も淡いものから芳醇なものへと変化します。
青茶の主要生産は、福建省北部の武夷山(武夷岩茶)、福建省南部の安溪(鉄観音、黄金桂など)、広東省北部(鳳凰単叢、嶺頭単叢など)、台湾の(凍頂烏龍茶、高山茶、木柵鉄観音、白毫烏龍)です。
白毫烏龍の芽(台湾) |
茶葉を日光にさらす過程で、茶葉が深い緑(「木々が青々と茂る」で使われる「青」。深い緑という意味があります。)に変化することから「青茶」と呼ぶようになったといわれています(詳しくはこちらを参照)。茶葉の周りが薄っすらと発酵した「三紅七緑」のものがいいとも言われます。
発酵度:半発酵
香 り:花、果実、乳
代表茶:文山包種茶、鉄観音、鳳凰単叢、武夷岩茶、東方美人など