中国茶/中国茶の基礎知識

中国茶の分類:六大分類(2)(3ページ目)

中国茶の分類の基本、六大分類の第二回目です。基礎の基礎ですから、これから中国茶を学びたい人は必読です。

執筆者:平田 公一


紅茶

祁門紅茶(安徽省)
イギリスの紅茶文化を発展させた、全発酵のお茶です。明末・清初(1643頃)に創製され、そのころ東洋と接触を始めていたヨーロッパ人の嗜好にあったことから広く普及した、世界のお茶文化の源泉のお茶です。

工夫紅茶、小種紅茶、紅砕茶に区分できます。

工夫(コンフー)とは丁寧に時間と労力をかけ作る紅茶という意味で、高級紅茶の代名詞のようになっています。手間がかかるだけあって、生産量は少量で高価です。中国を代表する紅茶の多くは工夫紅茶であり、安徽の祁門紅茶は世界を代表する紅茶といえます。このほかにも、雲南省の[シ眞]紅(ディエンホン)、四川省の川紅(センコウ)、福建省の三大工夫(「坦洋」「政和」「白琳」)などが有名です。

川紅(四川省)
一方、小種紅茶は、正山小種(福建省の桐木関産)、外山小種(桐木に隣接した他地区産のもの)、煙小種の三種しかなく、市場はとても小さいといわれます。大葉種を松の木や桐の木で燻焙した煙臭の強い紅茶で、ヨーロッパに主に輸出されています。

また、紅砕茶は、紅茶の茶葉を小さく裁断した茶葉で、製法は工夫紅茶の工程を簡素化したものが主流で、大量生産されティーバッグなどにも利用されています。広東省の英徳紅茶がこの代表です。

「紅湯紅茶」が特色で、華南地方の人々にとっては日常茶です。しかしヨーロッパなどとは違って、ミルクや砂糖はいっさい用いなく、これを中国風に味わうのなら、茶壺(急須)を利用し、そのままストレートで飲むのがよいでしょう。

発酵度:全発酵
香 り:花、果実
代表茶:祁門紅茶、[シ眞]紅、川紅、英徳紅茶など


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