皇居周回ランニングコースのツウになる2(2ページ目)

いきなり道幅が半分になる大手門前

いきなり道幅半分に

江戸時代、大名諸侯の途上口だった大手門は「福島県」1.1km。ここは、桔梗堀と大手堀が切り替わるところで、鍵の手になっています。その影響で、外周路も一時的に幅が半分ほどに狭くなります。ぼ～っとして走っていると壕にドボン。ま、柵はついてますが。自転車や他のランナーとのすれ違いに注意しましょう。

皇居の中に入れるのは皇居の一般参賀ですが、皇居東御苑は原則として祝日以外の月曜と金曜を除く日に公開しています。天守閣跡の石垣などを見ることができます。その皇居東御苑への入り口となる門が三つあり、大手門はその一つです。他にこの先にある平川門と北桔梗門がのこりの二つです。

1.2km「茨城県」から距離表示付き

最近ランナー急増中の和気清麻呂広場の水場

大手門を過ぎると次の目印は1.2kmが刻まれた「茨城県」のプレート。ここからプレートが距離付きになります。

気象庁前が1.5km「埼玉県」。壕に突きだした小公園に和気清麻呂像が建っています。皇居周囲には多くの銅像があったものの戦争で供出されたものがかなりあるそうですが、楠木正成像、靖国神社の大村益次郎蔵、上野公園の西郷隆盛像などとともに生き延びた像です。

広場には長いベンチ水飲み場があることと、こちらの方面に稲荷湯があることやランナー向けのシャワー施設がいくつかオープンしたことで、集散地に利用するランナーやクラブ、ランニングスクールが増えているようです。

木橋と門が残る平川門。ゴミや死体など不浄のものを運び出したとか

「東京都」を過ぎると平川門。門と木橋が残っているのはここだけで、橋のたもとには絵筆を握る方々も見かけます。ここから竹橋のたもとまでは左側が公園状で、ケヤキの根回りにベンチをめぐらせ、暑い季節には絶好の昼寝場所。

公園の一方の端にトイレがあります。ここは新しくてきれい。