ノートはどんなものを使いですか?
池田さん:
今愛用しているのはライフのノ-ブルノートのA4サイズです。
最近ちょうど使い終わったところだというライフ ノーブルノートA4サイズ。 |
ガイド土橋:
A4とは結構大きなサイズをお使いなんですね。
池田さん:
私は仕事がら図を書き込むことが多いので、小さいところにちまちま書くよりおおらかに書きたいので、あえてA4サイズを選んでいます。
こちらのノートもしっかりと使い込まれている。 |
もう一つこだわっているのは紙面が無地であること。。やはり無地の方が描きやすいですからね。
こちらのノートもカラフルだがノートではペンの色分け意味はないという。そこにあるペンを使って書くのが基本とのこと。そんな中でシャープペンや鉛筆は、使わない。それは見返したた時にシャープペンだと、薄く見づらく、そもそも消すことをしないので、ボールペンで十分。自分の思考の奇跡も残しておきたいという。 |
図だけでなくこのノートには、とにかく何でも書いていきます。
ガイド土橋:
ノート以外にメモはお使いですか?
池田さん:
ロディアで一番小さい10番にレザーカバーを付けて持ち歩いています。
肌身離さず持ち歩くというメモパッドとペン。 |
日々使っているノートが大きいので、さすがにちょっと何かをひらめいた時にすぐ取り出す訳にはいきません。そうしたときのためにこれを使っています。
表紙裏には、付箋をストックしている。 |
ガイド土橋:
ロディアを拝見すると書き込んだメモが切りとられずにそのまま残っているようですね。それは何故ですか?
池田さん:
私は切らずにどんどん書き込んでいきます。一冊すべて書き込んでから最後に処理するようにしています。
ガイド土橋:
一般にロディアを使っている方は「書いては切る」というスタイルが多いように思います。切らずに最後にまとめてというのはどうしてでしょうか?
池田さん:
自分で書いたメモをある程度寝かせてあげたいんです。寝かせるだけでアイデアは熟成されていきます。
実際、一冊を切りとらずに使い終わって、改めて見返してみると、これは残しておこうというのは80枚中大体20枚くらいです。
寝かせることで自分にとって本当に必要なものだけが分かってくるんです。それらは先程のノートに転記して、残ったロディアは潔く処分してしまいます。
ガイド土橋:
なるほど!(激しく同意)
ロディアにはご主人からのプレゼントだという、お気に入りのカルティエのボールペンをセット。 |
最近、万年筆に目覚めつつあるという池田さんが愛用のサファリ。池田さんのラッキーカラーであるオレンジでステーショナリーは統一されている。 |
ガイド土橋:
では、最後にいつもの質問を。
池田さんにとって文具とはどんな存在ですか?
池田さん:
文具をあくまで道具して使い込まれている池田さん。 |
「アゲスイッチ」です。
どなたかがどこかで書かれていたキーワードなんですが、これは自分の気分やモードを上げてくれるということなんです。
気に入った文具を使うことで気持ちよくなり、自分のスイッチが入って仕事に集中でき、はかどるようになっていきます。
ガイド土橋:
本日はありがとうございました。
取材後記
そもそも4時起きをされるようになったのは仕事で悔しい思いをされたということでした。そしてそれがきっかけで仕事もうまくいき、さらにはその時間を使い、様々な自己投資をされ、生き生きとされている池田さん。「早起き=辛いもの」というイメージが私の中ではありましたが、池田さんからはそのような辛さというものはみじんも感じられませんでした。むしろ楽しくてしょうがないという印象すら受けました
文具活用術の中で、私自身、最も参考になったのはロディアを日々切り取らずに寝かせて最後に必要なものだけ切り取るという方法。
私は書いては切り、それをノートに日々貼っていたことがありました。
考えてみると、その時、「貼る」ということが自分の中である種、義務感になっていたように思えてなりません。
寝かせる大切さ、そして一方で、早起きの楽しさを同時に再認識させてくれるお話でした。
<関連リンク>
池田さんの「図解化コンサルティングCONECTA」サイト
池田さんの朝4時起き「Before9(ビフォア・ナイン)プロジェクト」
本『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』
<「隣の文具活用術」バックナンバー>
「隣の文具活用術」結果を出す人のノート編
「隣の文具活用術」カメラマン編
隣の文具活用術 商社マンGTD編
隣の文具活用術 学校の先生編
元シルク・ドゥ・ソレイユ ダンサーの文具活用術
「隣の文具活用術」トラベラーズノート
「隣の文具活用術」ポスタルコ マイクさん編
「隣の文具活用術」手帳メーカー編
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