ステーショナリー・文房具/ステーショナリーショップ情報

銀座・伊東屋 万年筆売り場の方の愛用文具

文具の老舗、銀座・伊東屋。その万年筆売場で日々接客をされている皆川さん。愛用万年筆、そして万年筆への熱い思い入れを語ってもらいました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


銀座・伊東屋
レッドクリップがトレードマークの銀座・伊東屋
1904年創業の「銀座・伊東屋」。来年で105年目を迎えるまさに老舗。創業当初から看板には「和漢洋文房具」と掲げ、国内のみならず世界各国の様々なステーショナリーを取り扱っている。その基本コンセプトは今なおしっかりと引き継がれている。中でも充実しているのが中二階に構えられた万年筆売場。ショーケースの中には世界各国の万年筆がズラリと並んでいる。
銀座・伊東屋
中2階に設けられた万年筆・特選ギフト売場

今回はその万年筆売り場をご担当されている皆川泰隆さんに愛用の文具を見せていただき、万年筆にまつわる色々なお話をうかがってきた。
銀座・伊東屋 皆川さん
入社以来ずっと万年筆売場をご担当されている皆川泰隆さん


ガイド:
この中二階のフロアは万年筆以外にも色々なものが並んでいますね。

皆川さん:
そうなんです。基本は万年筆が中心ですが、高級筆記具そしてデスクマットなどの机上用品なども取りそろえております。そして伊東屋ならではとしましてはヴィンテージ万年筆も扱っております。一般的には新品だけ、またはヴィンテージだけといった、どちらか一方という品揃えの店が多いと思います。私どもではその双方を一緒にご覧いただけるようになっています。
銀座・伊東屋 万年筆売場
現行品の万年筆やボールペンがズラリと並んでいる。


ガイド:
ヴィンテージを扱い始めたのはいつ頃ですか。

皆川さん:
今から約10年前の1996年です。

自分の生まれた年代の万年筆が欲しいという要望から生まれた
「ヴィンテージ万年筆コーナー」


ガイド:
その当時は今ほど万年筆が流行していたという時期ではありませんね。どんなきっかけでこうしたヴィンテージ万年筆を扱うことになったのですか?
銀座・伊東屋 ヴィンテージ万年筆売場
まだまだ若い者には負けられないとばかりに鎮座しているヴィンテージ万年筆の数々。

皆川さん:
当店ではおかげさまで、古くからお越し頂いているお客様が大変多くいらっしゃいます。その中には当然お年を召した方も多く、そうしたお客様からご自分がお生まれになった年代の万年筆が欲しいというご要望をかねてより頂いておりました。そこで、そうしたご要望にお応えするために、ヴィンテージ万年筆を扱うことにいたしました。定期的に海外で開催されるペンショーに出向いて直接買い付けをしております。

ガイド:ヴィンテージというとユーザーとしてはメンテナンスが気になるところですが・・・。

皆川さん:
こちらに並んでおります万年筆はすべて調整済みで、しっかり実用にお使いいただけるものです。また、ご使用されている中で、不具合がありましたら、当店でお買いになったものであれば、修理なども可能な限り承っております。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます