薄毛の進行状況を自分でチェック!
薄毛の進行状況を自分でチェック!
鏡で見て「最近ますます危なくなったなぁ」「きちんとしたヘアケアのお陰で、なんかいい感じになってきたかな」と一喜一憂するだけでなく、髪の毛、頭皮をしっかりとチェックすることで、実際の進行状況を把握しましょう。
抜けた髪の毛の「毛根」に注目!
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しかし、本来の寿命をまっとうできない髪の毛があらわれ、生え変わるサイクルのバランスが崩れると、「薄毛」という状況におちいります。
そこで、抜けた髪が寿命をまっとうした髪かそうでないかを見極めることで、薄毛の進行状況が分かるというわけです。
あなたの状況はどうなのか、次の手順でチェックしてみてください。
●抜け毛を集める
ただ落ちている髪の毛を集めるというのではなく、定期的に決まった場所で、同じ条件で採取することが大切です。
朝起きて枕についていた髪の毛、ブラシでとかしたときについた髪の毛でもかまいませんが、ベストは、シャンプーした時に抜け落ちた髪の毛を集めることです。一番抜ける数が多いのは、やはりシャンプーの時。それをチェックすることで抜け毛の本数の変化にも敏感になるからです。
収集するタイミングは、週に1回程度でOK。前日のものと混ざらないように、排水口をキレイに掃除して、ガーゼなどを敷いて集めます。
●毛根を観察する
次に、集まった髪の毛から任意に何本か選び、その毛根をチェック。そのカタチや付着物などで判断します。その状態がどのようになっているかによって、以下の1から4のようなことが考えられますね。
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自然な抜け毛は、毛根が楕円形です。毛根のところの太さが毛の2倍くらいあれば、それは寿命をまっとうした髪の毛。毛根が膨らんでいておたまじゃくしのような状態のものばかりなら、まだ心配はありません。
2.「アンテナ」タイプ
毛根の先からアンテナのようなものが出ていたら、危険信号点滅。それは、髪の一生のサイクルの「休止期」に入る前に抜けてしまったものです。この段階で抜けるのは、毛穴が目詰まりを起こしているケースが多く、特に脂性の人に見られます。
3.「先細り」タイプ
毛根が膨らんでいない先細りタイプは、毛根自体が弱々しく、頭皮にしっかりと根を張ることができなかった髪の毛です。成長期にあるべき毛母細胞が正常に働かなかったりしたのが原因で、少しの負荷で抜けてしまいます。こんな毛根が増えてきたなら、薄毛は確実に進行しています。
4.「うぶ毛」タイプ
細くて短いうぶ毛のような髪は、サイ?ルの初期に抜けてしまったもの。このようなものが多くなってきたら、これもまずい状態です。役に立つ前に死んでしまっているのですから…。うぶ毛タイプが増えてきたら、これまでのヘアケアにさらに磨きをかけ、より丹念に手入れするようにしましょう。
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これは毛根のカタチとは違いますが、もし角栓様物質(かくせんようぶっしつ)が付いたものが見つかったら、これも要注意。上記2~4の毛根を生み出す要因となっているのです。シャンプーでも流れなかったほどガンコな汚れが毛穴を完全にふさぎ、髪の毛はほぼ窒息死状態ですよ。
これらを参考に、髪の健康度合いをチェック。抜け毛の状態を把握して、それにあった対策を講じましょう。
地肌で判断する薄毛進行度
では次に、頭皮の状態から薄毛の状況をチェックする方法です。頭皮は抜けた髪の毛とは違い、手にとって事細かく調べることはできません。しかし、次のような部分を定期的にチェックすることで、頭皮の大まかな健康状態を知ることができます。
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頭皮全体を指の腹で押してみて、痛い部分はないかをチェックします。触ると痛い場合は、キズがあったりタダレていたりする可能性があります。また、血行が悪く、頭皮の細胞などに老廃物がたまっているケースもあります。健康な地肌は、押すと気持ちが良いものです。
また痒い場合も、炎症やカブレが考えられます。いつもそんな症状があるのなら、不十分な手入れ、または地肌に合わないシャンプーなどのために、地肌はかなり傷んでいるかも知れませんね。髪の毛が寿命をまっとうできにくい環境です。
●固いか柔らかいか
頭皮を手のひらで包むようにして動かしてみて、その固さを調べてみましょう。頭皮が薄く感じられたりガチガチに固い場合は、肩こりと同じように、血行が悪くなっていると思われます。薄毛の状況進行中、といった状態でしょうか。
頭皮の固さは自分だけでは分かりにくいので、友達か誰かの頭皮と比較するとよいですね。そうすれば自分の頭皮が固いか軟らかいかが実感できます。
ちなみに頭皮が固いと感じた方は、頭皮マッサージなどで血行をよくしましょう。
●脂分はどれくらいあるか
頭皮がどれくらい脂ぎっているかも重要です。手の指の腹を押し付けてみて、脂が付くようなら、問題外。とても不健康な状態で、薄毛はますます加速するかもしれません。それほど気にならない人でも、油とり紙を当ててみたりすると、とれる脂分の多さにびっくりするはず。今後の意識改革という意味で、一度やってみてはいかがでしょうか。
また、べたつかなくても、前述の角栓様物質などがしっかりと固まっている場合もあります。常に頭皮の脂分には意識を働かせ、清潔にしておくことが重要です。まめにシャンプーしても、どうしても脂っぽさが消えないという人は、油分の多い食事を減らすなど、食生活から改善していきましょう。
いかがでしたか、自分でできる頭皮と髪の毛のチェック。ぜひ定期的に行って、習慣づけてほしいものです。
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