男のヘアケア/抜け毛・薄毛の基礎知識

これが髪の毛のメカニズムだ 抜け毛がおこるのは、なぜ?

髪はなぜ抜けるのか、その「髪の生まれてから死ぬまでのメカニズム」を紹介することで、正しい抜け毛のケア・対処法を実践的に捉えていただきます。

執筆者:All About 編集部

文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
image髪はなぜ抜けるのか、そのメカニズムをご存知ですか? ヘアケアのノウハウの基礎を支えているともいえる髪の毛のメカニズム。少し専門的で難しいかも知れませんが、それを知ることで、あなたのヘアケアは大きく前進するはず。今回は髪の毛の一生と、抜け毛が起こる理由をご覧ください。

10万本のうち、正常でも毎日50~100本が抜けています

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緻密、繊細な毛根周辺のしくみ

まず、毛根の構造からご覧ください。
図は、髪が生えている状態の断面図です。髪は頭皮から上に伸びる「毛幹」と、下に隠れた「毛根」に分かれています。こうした髪がおよそ10万本(男性の平均的な数)、人の頭には生えているのです。
こうした髪は、正常でも1日に50から100本が抜け落ちます。しかし心配ご無用。ほぼ同じくらいの数の新しい髪の毛が生まれ、10万本がほぼ一定に保たれているのです。



【正常な髪の一生】


成長期
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地肌が元気だと、髪の成分がどんどん上に!

毛母細胞でつくり続けられる髪の成分は、次々と上部へ押し上げられ、やがて毛幹になります。
このように、1つの毛母細胞が盛んに1本の髪を生成し続ける期間を、その髪の「成長期」と呼び、通常2年から5年の間続きます。

退行期
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生長は自然と弱まります。

その後、毛母細胞での髪の生成が衰える時期が訪れます。
これが「退行期」で、期間はおよそ2週間。
しかしこの「退行期」も自然のなりゆきで、心配することはありません。

休止期
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生長が止まれば、抜けるのを待つだけ。しかしこれで正常。

「退行期」を過ぎると毛母細胞の活動は完全に止まり、やがて脱毛を待つばかりの「休止期」を迎えます。
それから
約3カ月ほどで、髪は自然に抜け落ちます。そして毛母細胞はひと休みした後、また数年にわたって髪をつくり続けるため活動を再開します。
通常、10万本のうちの
約10%にあたる1万本が、実は「休止期」にあたります。

以上が健康な髪の一生です。正常な髪は、このサイクルを繰り返しながら生まれ変わっています。

これでお分かりのように、ヘアサイクルが正常に機能していれば、毎日抜け毛があるのは当然。まったく心配はいりません。

しかし、心配な抜け毛もあるのです……。

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