男のヘアケア

メンズセルフカットの方法!前髪・後ろ髪・サイドの切り方のコツも解説【動画あり】

男性のためのセルフヘアカットのコツ、注意点、必要な道具をまとめました。前髪、サイド、後ろ髪、襟足と部分別の切り方の紹介やツーブロックやベリーショートなどの髪型別でもご紹介。これで自分で簡単に髪を切れるはず!美容院代の節約にもなりますよ!

執筆者:All About 編集部

男性向けのセルフカット方法を解説!

男性向けのセルフカット方法を解説!

美容室や理容室でのカットは、それなりの費用がかかりますが、セルフカットなら一度ハサミやバリカンといった道具を揃えてしまえば、それ以降は費用がゼロ円。また、ちょっと気になるところをサクッと微調整できるのもセルフカットの魅力です。今回は、簡単なメンズのセルフカットの方法をご紹介します。

<目次>

髪をセルフカットするときに必要な道具一覧

まずは、セルフカットをするにあたり、必要になる道具をご紹介します。
  • ハサミ: 切れ味の良いヘアカット専用のハサミを用意してください。文房具のハサミは髪を傷める原因になるので避けましょう。
  • すきバサミ: 髪の量を減らしたり、自然な仕上がりにするためにあると良いです。
  • バリカン: サイドや襟足など長さを均一にしたい部分に使うと便利です。バリカンは1家に1台あると便利なので買っておきましょう。
  • コーム(くし): 目の粗いものと細かいもの、両方あると便利です。
  • ケープまたはタオル: 髪が飛び散らないように肩にかけるもの。
  • : 正面用と、後頭部を確認するための手鏡の2つがあると便利です。
  • ダッカール(ヘアクリップ): 髪をブロッキングする際に使用します。100均などでも買うことができます。

ステップ別!メンズセルフカットの方法

【Step1:ブロッキング(髪を分けてクリップで留める)しておく】
 

一気に切らずに、ブロッキングしたパートごとに少しずつ下から切っていくことで仕上がりに差が出ます!上の重たく下に落ちてくる髪の毛を、上から3パートぐらいに分けてクリップで留めておきましょう。ツーブロックなどの髪型も、どこまでバリカンを入れるかを最初にブロッキングしておくのがおすすめです。

【Step2:セルフで失敗せずに前髪をカットする簡単なやり方】
 

どんな道具をどう使えば失敗せずに前髪カットができるのか、有名美容師がコツをわかりやすく説明した動画です。

【手順】
1. 髪を乾かして、クセや割れ目がないよう、まっすぐおろして伸ばしておく
2. 前髪を縦に4分割し、1パートずつねじってまとめる
3. 1パートずつ、根本から手前に向かって、3回に分けてすきバサミを入れる

【Step3:サイドの髪の毛を自分でカットする方法】
 

サイドを自分でカットする方法を美容師がレクチャーしている動画です。サイドの髪が伸びてきて、横にボリュームが出てしまう人もこのカット方法でもうしばらく美容院に行かなくてもOKです!

【手順】
1. 指で下から髪を挟むようにサイドの髪を少しずつとり、横にひっぱり出す
2. 指から出た髪をハサミでカットしていく
3. 全体のボリュームを見ながら、すきバサミで調整していく
 

【Step4:自分では見えにくい後ろ・襟足の髪を切る方法】
 

サイドを自分でカットする方法を美容師がレクチャーしている動画です。サイドの髪が伸びてきて、横にボリュームが出てしまう人もこのカット方法でもうしばらく美容院に行かなくてもOKです!

【手順】
1. 指で下から髪を挟むようにサイドの髪を少しずつとり、横にひっぱり出す
2. 指から出た髪をハサミでカットしていく
3. 全体のボリュームを見ながら、すきバサミで調整していく
 

髪型別!セルフカットのやり方・コツ・注意点

【1:ツーブロックの入れ方】

美容師がツーブロックの入れ方をわかりやすく解説した動画です。大人気のツーブロックですが、サイドがすぐに伸びてきてしまって困っている人も多いのでは? でも、バリカンがあれば簡単に自分でメンテナンスできますよ!

【手順】
1. サイドの髪を下から上に向かって、前方(もみあげ)からバリカンでカットしていく
※アタッチメントは長めからトライして、長ければ短めのアタッチメントにして徐々に調整していくのがおすすめです。
2. 上はどこまでカットするか、徐々に調整していく

【2:ベリーショートのセルフカット】

ベリーショート、ソフトモヒカンの作り方を美容師が解説した動画です。ここでもバリカンが大活躍しますよ! ソフトモヒカンは最悪失敗しても、ワックスでスタイリングしてごまかすという手もあります。

【手順】
1. 頭の下半分(頭の丸みのカーブ部分から下)に、下から上へ、頭の形に沿ってバリカンを入れていく
※動画ではコームを目印にしていますが、セルフでやる場合はブロッキングしてやるとわかりやすいです。
2. サイド、後ろ、フロントの順で一周入れる
3. バリカンを入れた部分と長く残っている部分の境目に向かって、バリカンを下から入れて、境目をつなぐ。この時は、頭の形に沿わせるのではなく、手首を返して頭からバリカンを離していくように入れる
4. トップの長く残っている髪を少しずつとって、バリカンを入れた部分とつなげるように、すきバサミでカットしていく

【3:クセ毛をセルフですく方法】

クセ毛のすき方の基は、 髪を少量ずつ、指で挟んで毛束を取ってハサミで切ります。 自然な軽さを出したい場合や、毛量を減らしすぎたくない場合は、毛先から1/3~1/2程度の位置にすきバサミを入れます。

ボリュームをしっかり減らしたい場合は、毛束の中間あたりにハサミを入れます。ただし、クセ毛の場合は根元に近すぎると短い毛が立ち上がりやすいので注意が必要です。

ハサミは、一度に何度も開閉してしまうと、必要以上に切ってしまい、髪がスカスカになってしまいます。少量ずつ様子を見ながら切りましょう。ハサミを毛束に対して斜めに入れると、より自然な仕上がりになります。また、毛束をねじってすくと、一部が短くなりすぎて不自然な仕上がりになる可能性があるので注意しましょう。

【4:パーマヘアのセルフカットの注意点】

パーマヘアをセルフカットする場合、髪が完全に乾いた状態でカットしてください。髪が濡れているとパーマのウェーブが伸びてしまい、乾いたときにどれくらい短くなるか、ウェーブがどこに出るかが正確に予測できません。乾いた状態でカットすることで、普段のスタイリングに近い状態でウェーブの出方を確認しながらカットできます。

パーマがかかっている髪は、直毛よりも短く見えます。カットする時は、少しずつするのが鉄則です。また、ウェーブがあることで髪の膨らみも大きくなるため、少し切っただけでも印象が大きく変わることがあります。

すきバサミを利用する場合は特に慎重にカットしましょう。根元からすきすぎると、短い毛がパーマによって立ち上がり、かえってボリュームが出てしまうこともあります。
 

意外と簡単!上手にセルフカットするコツを解説

セルフカットのコツは?

セルフカットのコツは?

自分で髪を切る際に失敗しないように、絶対に押さえておきたいポイントをお伝えします。

【ポイント1】
日本人の髪の毛の色は暗いので、暗い場所でカットすると細かい部分がよく見えず、失敗する原因になります。洗面台の照明が明るければ問題ないですが、できるだけ明るい場所を選びましょう。また、切った髪の毛は思いのほか散らばるものです。床は掃除がラクなフローリングの場所がおすすめです。

【ポイント2】
髪を切る時は、焦らず「少しずつ」が鉄則。一度に多く切りすぎると修正が難しくなります。数ミリずつ、慎重にハサミを入れましょう。「切りすぎたかな?」と思うくらいで止めるのが丁度良いこともあります。

【ポイント3】
ハサミを入れる際は、完全に閉じるように切るのではなく、20~30度のところで止めるようにして切るのがポイントです。これは、すきバサミでも同じです。ハサミが完全に閉じるまで切ってしまうと、極端に短い部分ができてしまったり、ボリュームの少ない部分ができてしまったり、おかしなことになってしまう危険性があります。

【ポイント4】
またハサミは縦に入れましょう。横一直線に切ると不自然な仕上がりになりがちです。ハサミを髪の流れに対して縦に入れることを意識すると、毛先がギザギザになり、自然な仕上がりになります。

【ポイント5】
すきバサミは、髪のボリュームを抑えたい部分の中間から毛先にかけて入れます。根元からすきすぎると、短い毛が立ち上がってかえってボリュームが出てしまいます。ボリュームを調整したい場合は、小さくとった毛束の根本から毛先に向かって3ヶ所、すきバサミを入れるようにしましょう。

【ポイント6】
バリカンを利用する場合、希望の長さに合わせて適切なアタッチメントを選びましょう。最初は長めの設定から始め、物足りなければ短いアタッチメントに変えていくといいでしょう。下から上へ一定のスピードで動かすと、均一に刈り上げられます。特にサイドやバックは、頭の丸みに沿って角度を調整しながら刈り上げると自然なグラデーションになります。

【ポイント7】
絶対失敗しないいちばん簡単なセルフヘアカット方法は、グーで毛束をにぎって、はみ出したところを切る方法。指1本単位で長さを調整でき、簡単にすべての髪を同じ長さにカットできるので、レイヤーのような自然な段をつけることができます。

 

上手に切るために揃えておきたいおすすめの道具

         
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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