文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)

「ブラッシング」の薄毛予防の効果を知っているか?

薄毛予防の「ブラッシング」

女性ならブラッシングは毎日欠かしていませんが…

女性なら毎日欠かさず行っているブラッシングですが、成人男性となると果たしてどのくらいの方が行っているでしょうか。私見ですが、1割にも満たないのではないでしょうか。

なかでも薄毛に悩む男性となると、さらにブラッシングに対する抵抗は大きくなるようです。その理由は、

「ブラッシングすると、必要以上に髪の毛が抜けてしまうのでは…?」

と危惧する人が多いため。しかし、それは大きな誤解。ブラッシングには、むしろ抜け毛・薄毛を予防する効果があるのです。
 

シャンプー前のブラッシングで頭皮と髪の洗浄効果がアップする!

シャンプー前のブラッシング
シャンプーの前のブラッシングに効果アリ。脱衣する前でももちろんOKです
なぜブラッシングが抜け毛・薄毛を予防するのでしょうか。次のような見逃せないメリットがあるからです。

1) シャンプー前にブラッシングすると、頭皮に付いていた皮脂や老廃物による汚れが浮きたち、シャンプーの効果がアップします。

2) 頭皮の血行が良くなり、新陳代謝を促進。抜け毛・薄毛予防に有効なマッサージと同様の効果があります。

3) ブラッシングすることで頭皮から分泌される皮脂が髪に運ばれ、髪に潤い、ハリが生まれます。

髪が抜けることを心配してブラッシングをまったくしないと、皮脂や老廃物がたまりやすくなって血行も悪くなり、かえって抜け毛・薄毛が進行するケースも考えられます。

では、どんなブラシが抜け毛・薄毛予防に効果があるのでしょうか?
 

ブラシの素材は「豚」「猪」などが理想的

ブラシ売り場イメージ
薬局、ホームセンターなどでは、獣、化学繊維などの素材や、クッション構造、毛先が丸くなって刺激を弱めるタイプなど、さまざまなブラシが売られています
まずは、そもそもどんな「ブラシ」が効果的なのか。そのポイントを説明しましょう。

ブラッシング専用ブラシがおすすめ。目の細いくしやブロー用のロールブラシは不向きです。

ブラシ素材は豚毛や猪毛などが理想的。最近では、マイナスイオンを放出し、キューティクルを整える効果があるといわれる「セシオン」も注目されています。
ナイロン製ブラシは静電気が起きやすく、髪を傷める場合も。また、硬くてあまりクッション性がない金属製ブラシも、頭皮や髪を傷めてしまう場合があります。

次に「いつブラッシングを行うか」。基本的にはいつでもOKなのですが、特にこのタイミングで行うと抜け毛・薄毛予防に効果的でしょう。
 
シャンプーする人
シャンプーの前にはブラッシングを忘れずに!
シャンプーをする前。汚れや皮脂、ホコリやフケなどがかなり落ちるので洗浄効果がアップします。また、パーマをかけている人は、髪のもつれを解いて、洗髪時の指通りをよくし、抜け毛を減らす効果もあります。

育毛剤を塗布する前。ブラッシングで軽い刺激を与えることで、頭皮の細胞も活性化し、育毛剤の浸透を促進する効果が期待できます。

帰宅時。屋外で目に見えないホコリなどを被り、汚れてしまった髪の毛、頭皮をきれいにする効果があります。

就寝前。頭皮を適度に刺激することでリラックスでき、睡眠を快適にしてくれる効果があります。

ではいよいよ「ブラッシングの方法」について説明しましょう。何も難しいことはなく、誰にでも簡単にできることです。

 
ブラッシングする人
ひたいから毛の流れに逆らうようにゆっくり優しくブラッシング
基本は、ひたいの生え際・こめかみ周辺から、頭頂部・つむじ周辺に向けてのブラッシング。頭皮をいたわり、優しくゆっくりブラシを動かしてください。回数は、数回~10回程度でいいでしょう。柄の端ではなく、真ん中からブラシのあたりを持てば、それほど極端に力が入ることなくソフトにブラッシングできます。

注意してほしいのは、頭皮を刺激しようとするあまり、必要以上に刺激を与え、ゴシゴシと早く何回もブラシを動かすこと。キューティクルがはがれ、頭皮も傷めてしまい、結果、抜け毛を増やしてしまいかねません。

さあ、いかがだったでしょうか。ここ数年、ブラッシングしてないなー、あるいはブラシ自体を持っていない、といった方は多いはず。ぜひ今回紹介した「ブラッシングの力」に着目して、抜け毛・薄毛予防を始めてください。

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