文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
肩と首のこりは、抜け毛の原因のひとつとされています。長時間デスクワークをする人がなりやすい症状ですが、ドキッとした人は多いのではないでしょうか。

今回は、抜け毛対策のひとつとして、デスクワークをしても肩こりになりにくい姿勢、肩と首のこりの解消を促すマッサージとオフィスでできるストレッチをご紹介します。

肩こり・首こりが抜け毛の原因と言われる理由

首の側面に、頭に血液を運ぶ血管が流れている。
肩と首のこりは、血行不良が原因で起こります。血行が悪くなると、乳酸などの疲労物質が溜まりやすくなったり、筋肉への酸素供給が不足するため、筋肉が緊張・硬直してこりとなるのです。

肩と首には頭へ血液を運んでいる血管が通っているので、肩と首の血行が悪くなると、当然頭の血行も悪くなります。

頭(頭皮)の血行が悪くなると、毛根に栄養を渡す毛細血管に十分な血液が循環せず、髪の毛が栄養不足になり大きなダメージを受けるのです。特に悪いとされるのは、直接頭に血管が通じている首筋の両側面のこりですね。つまりまとめると、こうなります。

『肩と首がこる=肩と首の血行が悪い=頭皮の血行が悪い=抜け毛が起こる』

長時間のデスクワークはなぜ肩や首がこりやすいのか

長時間同じ姿勢でいると筋肉が緊張した状態が続き、血液の循環が悪くなって、こりが起こります。うつむいて長時間書類を処理したり、パソコンのモニターの前に長時間座ってキーボードを打つデスクワークは、まさにこの状態ですね。

書類やモニターを見る姿勢や、キーボードを打つ姿勢が前傾姿勢(猫背)になりがちで、肩や首の筋肉の負担が大きくなっているのも原因のひとつです。

<デスクワーク時の理想的な姿勢>
・椅子に深くこしかける
・肩を後ろに持っていくイメージで、背筋を伸ばす
・前かがみにならない
・デスクとおなかの隙間はコブシ一つ分ぐらい
・デスクの高さはヒジが垂直になる程度
・椅子の高さは足を下ろしたときにヒザが股関節より少し高くなるぐらい

悪い座り方
理想的な座り方

また、書類やモニターを長時間見続けることにより、こりの原因のひとつとされる「眼精疲労」になりやすいのもデスクワークの辛いところです。1時間に1回は遠くを見たり(5分間位は、ぼーっと遠くをながめていたいですね)、目をグルグルと動かしたりして、目を休ませましょう。

仕事でストレスが溜まりやすい場合も要注意。精神に緊張状態が続くと、交感神経の影響で筋肉の血管が収縮して血行が悪くなり、こりが起こります。慢性的に仕事でストレスが溜まっている場合は、ストレスを解消できるものを見つけましょう。