文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
今回は、あなたでもできる「薄毛の進行状況のチェック法」をお教えします。
鏡で見て「最近ますます危なくなったなぁ」「きちんとしたヘアケアのお陰で、なんかいい感じになってきたかな」と一喜一憂するだけでなく、髪の毛、頭皮をしっかりとチェックすることで、実際の進行状況を把握しましょう。

抜けた髪の毛の「毛根」に注目!

毛根には、様々な情報が秘められています!
お風呂でシャンプーした後に、抜けた髪の毛がいっぱい落ちているのは辛いものです。しかし約10万本もある髪の毛は、正常でも1日に50本から100本は抜けています。そして同じ数の新しい髪の毛が生まれ、全体で一定を保っています。
しかし、本来の寿命をまっとうできない髪の毛があらわれ、生え変わるサイクルのバランスが崩れると、「薄毛」という状況におちいります。
そこで、抜けた髪が寿命をまっとうした髪かそうでないかを見極めることで、薄毛の進行状況が分かるというわけです。

あなたの状況はどうなのか、次の手順でチェックしてみてください。

●抜け毛を集める
ただ落ちている髪の毛を集めるというのではなく、定期的に決まった場所で、同じ条件で採取することが大切です。
朝起きて枕についていた髪の毛、ブラシでとかしたときについた髪の毛でもかまいませんが、ベストは、シャンプーした時に抜け落ちた髪の毛を集めることです。一番抜ける数が多いのは、やはりシャンプーの時。それをチェックすることで抜け毛の本数の変化にも敏感になるからです。
収集するタイミングは、週に1回程度でOK。前日のものと混ざらないように、排水口をキレイに掃除して、ガーゼなどを敷いて集めます。

●毛根を観察する
次に、集まった髪の毛から任意に何本か選び、その毛根をチェック。そのカタチや付着物などで判断します。その状態がどのようになっているかによって、以下の1から4のようなことが考えられますね。

暗いバスルームでは観察しにくいので、明るいところでルーペなどを使ってチェック!
1.「おたまじゃくし」タイプ
自然な抜け毛は、毛根が楕円形です。毛根のところの太さが毛の2倍くらいあれば、それは寿命をまっとうした髪の毛。毛根が膨らんでいておたまじゃくしのような状態のものばかりなら、まだ心配はありません。

2.「アンテナ」タイプ
毛根の先からアンテナのようなものが出ていたら、危険信号点滅。それは、髪の一生のサイクルの「休止期」に入る前に抜けてしまったものです。この段階で抜けるのは、毛穴が目詰まりを起こしているケースが多く、特に脂性の人に見られます。

3.「先細り」タイプ
毛根が膨らんでいない先細りタイプは、毛根自体が弱々しく、頭皮にしっかりと根を張ることができなかった髪の毛です。成長期にあるべき毛母細胞が正常に働かなかったりしたのが原因で、少しの負荷で抜けてしまいます。こんな毛根が増えてきたなら、薄毛は確実に進行しています。

4.「うぶ毛」タイプ
細くて短いうぶ毛のような髪は、サイ?ルの初期に抜けてしまったもの。このようなものが多くなってきたら、これもまずい状態です。役に立つ前に死んでしまっているのですから…。うぶ毛タイプが増えてきたら、これまでのヘアケアにさらに磨きをかけ、より丹念に手入れするようにしましょう。

頭皮と髪の毛の大敵、角栓様物質
5.「角栓様物質つき」タイプ
これは毛根のカタチとは違いますが、もし角栓様物質(かくせんようぶっしつ)が付いたものが見つかったら、これも要注意。上記2~4の毛根を生み出す要因となっているのです。シャンプーでも流れなかったほどガンコな汚れが毛穴を完全にふさぎ、髪の毛はほぼ窒息死状態ですよ。

これらを参考に、髪の健康度合いをチェック。抜け毛の状態を把握して、それにあった対策を講じましょう。

次では、地肌による薄毛進行度チェックです!>>