文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
「ボクは薄毛でおまけに猫っ毛。リンスなんて使ったらサラサラどころかヘニャヘニャのヘアになりそう」とお嘆きのアナタ! 気持ちはわかりますが、ハッキリいって間違っています。薄毛でも、猫っ毛でも、リンスは必要なのですよ。

リンスって何?

シャンプーとリンス
毎日お世話になるリンスについて、よく知っていますか?
まずは、リンスの定義から。リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアパックと、シャンプー後の髪のケアを行う場合、これらの品々が用意されています。トリートメントとヘアパックは、基本的にほぼ同じものとお考えください。シャンプーで頭皮と髪を洗った後、髪にうるおい等の栄養補給を行うのがリンスやコンディショナーの役目です。また、石鹸シャンプーと呼ばれるものを使った場合、本来弱酸性であるべき頭皮と髪が一時的にアルカリ性となるため、クエン酸等のリンスの効果によって弱酸性に戻す必要があります。どちらにしても、シャンプー後のリンスをおろそかにしていると髪の一本一本を覆い内部の保護をしているキューティクルを損ない、枝毛になったり、髪がパサついたりしてしまいます。ドライヤーの熱風から髪内部を守る保護機能も弱まり、枝毛・パサつきが加速するでしょう。

トリートメント、ヘアパックは、さらに毛髪の内部に成分を浸透させ、毛髪に油分や水分、タンパク質を補うもの。髪にツヤやハリを与え、しなやかにします。リンスと違い、10分程度時間をおいて成分を浸透させると効果的です。ヘアパックやトリートメントは、油分やタンパク質の一種・ケラチン等を補給するもの。髪につけて間を置かずすすぐリンスとコンディショナー(以後、リンスに統一)に対して、塗布後しばらく浸透させる時間を必要とするタイプが主流です。シャンプーと対で使用するリンスと異なり、毎回使用することはありません。

リンスを使わないと……

鏡に向かう男性
枝毛やパサつきが気になったら、リンスについても見直しを!
薄毛の場合、この枝毛やパサつきがくせものなのです。育毛のためにブラッシングをしている人もいることでしょうが、クシでとかす度に髪がからまったり静電気を生んでしまったりして余計な脱毛の原因となってしまいます。コシのない猫っ毛はいっそうヘニャヘニャになり、スタイリングもままならない状態になるでしょう。

このように、主にキューティクルを保護して、髪本来の健康を維持するのがリンスの役目。薄毛や猫っ毛をさらに悪化させないように踏みとどまらせるものとお考えください。そのうえで、食事や生活を見直すことが薄毛対策に結びつくのです。

次は、リンスの使い方について説明します