美学の頂点 ベスト5:特に美しい建造物
白大理石が美しいタージマハル ©牧哲雄
- グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区(スペイン、文化遺産)
- アテネのアクロポリス(ギリシア、文化遺産)
- イスファハンのイマーム広場(イラン、文化遺産)
- タージマハル(インド、文化遺産)
- アンコール(カンボジア、文化遺産)
人間の営為 ベスト5:すぐれた街や都市
城壁に囲まれたドブロブニク
- ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂(イタリア/バチカン市国共通、文化遺産)
- ドブロブニク旧市街(クロアチア、文化遺産)
- チェスキー・クルムロフ歴史地区(チェコ、文化遺産)
- イスタンブール歴史地域(トルコ、文化遺産)
- ザンジバル島のストーンタウン(タンザニア、文化遺産)
文化と自然 ベスト5:文化と自然の競演
バラ色の都市ペトラ
- メテオラ(ギリシア、複合遺産)
- ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群(トルコ、複合遺産)
- モンサンミシェルとその湾(フランス、文化遺産)
- ペトラ(ヨルダン、文化遺産)
- タッシリ・ナジェール(アルジェリア、複合遺産)
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さて、いろいろ紹介してきたが、もちろんこれらのランキングは世界遺産の優劣を表している訳ではない。世界遺産は顕著な普遍的価値を持つ文化遺産と自然遺産を守る活動であるわけだけれど、実は「普遍的価値」というのはそこら中に転がっているものだと、ガイドは考えている。
たとえばあなたのいるその部屋、その場所でも、一流の画家やカメラマンはすばらしい絵や写真を撮影することができるだろう。「死を前にするとすべてが美しく見える」というけれど、そんなことに気づくことこそが大切なのではないだろうか。
世界遺産を通してそんな目を獲得し、人生をより豊かなものにしてほしい。一人ひとりがそれに気づければいつか世界はきっと……そんな願いを込めて。
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