アドリア海の真珠 ドブロブニク

プロチェ地区から見たドブロブニク旧市街

プロチェ地区から見たドブロブニク旧市街。ヨーロッパでもっとも美しいといわれる街のひとつ

「ヨーロッパの真珠」とうたわれるクロアチアの世界遺産「ドブロブニク旧市街」。空と海に挟まれて輝く街並みは、ヨーロッパの火薬庫の真っ只中にあって千年の自由を勝ち抜いた。

今回はそんなドブロブニクの自然や歴史と、とてつもなく楽しい街歩きを紹介する。

アドリアン・ブルーに浮かぶオレンジ色の真珠 

城郭都市ドブロブニク

ドブロブニクは海洋都市国家で島を城壁で取り囲んだ城郭都市だった。港も厚い城壁で守られている

「飛行艇乗りの連中ほど気持ちのいい男たちはいない。それは海と空の両方がやつらの心を洗うからだ」(宮崎駿監督『紅の豚』より)

男たちを洗うのは、大空の軽やかなスカイブルーとアドリア海特有の深く純粋な青。空にはまっ白な雲が、海には深い緑の島々がぽっかり浮かび、オレンジ色の街並みが空と海の間に輝いている。
夜景もまた美しい世界遺産「ドブロブニク旧市街」

夜景もまた美しい世界遺産「ドブロブニク旧市街」

約2kmにわたってオレンジ屋根の家々を取り囲んでいる、高さ25m、厚さ6mの堅牢な白の城壁。街の背後にそびえるスルジ山やプロチェ地区から旧市街を眺めれば、それはまるで真珠をはらむ貝殻のよう。「○○の真珠」と呼ばれる街はヨーロッパに数あれど、これほど真珠が似合う街は他にない。