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優美な葵祭の楽しみ方を教えます(2ページ目)

葵祭をGWに楽しんでいただける情報や5月15日の行列も堪能できるための豆知識や情報など新緑の京都と合わせて優美な平安絵巻を見に来てください。

執筆者:岡本 美科


葵祭
賀茂川沿い加茂街道の新緑を優雅に通る行列

葵祭をGWに見れるってどういう事?


葵祭の神事とし5月に入ると下鴨神社、上賀茂神社ではいろいろな行事があります。それぞれ見学できる行事なので今年はフルで葵祭を楽しんむのもヨシ、葵祭を見る事が出来ない方はGWに神事を楽しみ来年は15日の列祭を楽しむというのもいいかもしれませんね。

■下鴨神社の主な神事
●5月3日 流鏑馬神事(やぶさめしんじ)13:00~15:30※馬が走り出すのは13:30過ぎ拝観席正午より受付2,000円(パンフレット付)
流鏑馬は葵祭の道中をはらい清める神事。馬を走らせながら騎手が矢で的を射ぬく神事で境内の糺の森の馬場で狩装束姿の騎手が妙技を披露します。

2番目あたりの場所で見学すると命中の瞬間が見られます。

●5月5日 歩射神事(ぶしゃしんじ)11:00~
弓矢を使って葵祭の沿道を清める魔よけの神事。武射神事は馬上の流鏑馬に対して、歩射神事は地上で矢を射ることに由来しています。

●5月6日 御蔭祭(みかげまつり)
祭神の荒魂(あらみたま)を下鴨神社に迎える神事。 神社境内の糺の森で荒魂を迎えた喜びを著す「切芝の儀」があり、舞人が優雅な「東游(あずまあそび)」を奉納します。
葵祭
祭の主役斎王代が通ると華やかさが益します
■上賀茂神社の主な神事
●5月1日 競馬会足汰式(くらべうまえ あしそろえしき)
5日の競馬会神事(くらべうまえしんじ )に先立ち馬の齢、遅速を実際に疾走し組合せを決定します。

この行事は、比較的見物客が少ないので自然な疾走場面が見られやすいです。

●5月4日 斎王代女人列御禊神事 (さいおうだいにょにんれつみそぎのしんじ)10:00~11:00
葵祭の斎王代(さいおうだい)以下、女人列に参加する40人の女性が身を清める神事。毎年、上賀茂神社と下鴨神社の交代で行われ、今年は上賀茂神社で行われます。京都在住の一般市民から選ばれた斎王が、十二単を着て神社の川の水に手を浸して身を清める御禊(みそぎ)が行われます。

●5月5日 競馬会神事(くらべうまえしんじ )
上賀茂神社では、競馬発祥の地とされており、1馬身の差をつけて2頭の馬がスタート、差が広がれば前の馬の勝ち、狭まれば後ろの馬の勝ちとなる神事。

西側の馬場の柵よりが見やすいです。

葵祭
糺の森を通る行列を見ていると平安時代にタイムスリップ

葵祭の観覧スポットは、ここ


まず、かなりの人出のためどこで見るかを事前に決めて少し早めに行き、場所取りをするのをお奨めします。ゆっくりと見たいという事ならば、京都御苑と下鴨神社参道の有料観覧席が設置されているので、こちらをお奨めします。インターネットや電話で申し込みができるので早めにお申し込みされた方がよいです。詳しくは、京都市観光協会の有料観覧席のページにてご確認ください。

私は、下鴨神社の糺の森(参道)が一番好きなお奨めスポットです。今も代わらず古代そのまま残されている糺の森と王朝絵巻の雅な行列とがマッチしタイムスリップをしたように感じます。かなりの人が出ているので事前に有料観覧席を予約するのも良いかもしれませんが、がんばって少し早く来て場所を取るのも良いかもしれません。その他には、賀茂神社に行く途中の賀茂川沿いの加茂街道あたりなどもお奨めです。しかし以前雨のため下鴨神社で終わってしまった事もあります。天候に左右されるため当日天気を確認してからにしてください。

行列コースと時間のページを見ながら観覧スポットをチェックする方がよいかと思います。人によっては、移動しながら幾つかの場所で観覧される方もいらっしゃいます。その際には、偶然進行方向と同じバスに乗り見学するという方法もあるみたいです。

次のページでは、「トリビアの泉・葵祭編」と「葵祭のその後は」を紹介します。
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