ウイスキー&バー
ウイスキー&バーの美味しい話(2ページ目)
ウイスキーやバーにまつわるストーリーを紹介します。
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輿水チーフの佳品、白州25年誕生
ガイド記事達磨 信硝煙の香りの名脇役輿水精一チーフブレンダー/川田雅宏撮影覚えていらっしゃる方も多かろう。2006年10月、NHK『プロフェッショナル』でサントリーチーフブレンダー輿水精一氏を取り上げた。番組は新製品開発で苦闘する彼を執拗に追っていたが、その製品がついに2月5日発売になった。シングルモルト白州25年(...続きを読む
スコッチと樽熟成の裏話3
ガイド記事達磨 信大西洋を渡ったホワイトオーク前回、シェリー樽についてわずかに触れた。今回はウイスキーのモルト原酒熟成に使われるシェリー樽とはどんなものか、簡単に説明する。シェリーといえばスペイン。スペインといえばコモンオーク(通称スパニッシュオーク)だが、実はシェリーの熟成に使われている樽材の多くは北米産のホワイト...続きを読む
スコッチと樽熟成の裏話2
ガイド記事達磨 信シェリーからバーボンへ7月に書いた記事の第2弾。今回はウイスキー今昔的な話をする。よく、昔はよかったな、旨かったな、と懐古する。まあ人の常だ。ウイスキーに関しても、懐古するシーンにたびたび出くわす。これは仕方のないことで、ウイスキーの香味は時代とともに大きく変わってきている。それを物語るのが樽の変遷...続きを読む
スコッチと樽熟成の裏話1
ガイド記事達磨 信樽なんかで寝かしてられるかこの前の記事で、樽熟成のメカニズムについて述べた。今回はスコッチの樽熟成の歩み、歴史について少しだけ触れてみる。樽熟成の発見に関しての通説はご存知の方も多かろう。18世紀のスコットランド。ウイスキーへの課税、免許制が強化され、高率の麦芽税がかかるようになる。イングランド側の...続きを読む
思い出トランクに詰めた酒の話 第4話『カリブの酒と恋の刻印』
ガイド記事達磨 信カリブ海に浮かぶ素敵な島国今回は旅と酒について書く。舞台はカリブ海だ。1992年2月末、私はグレナダという島国に4日間だけ滞在した。目的地はカリブ海の最南端の島国トリニダード・トバゴで、そこでSOCAミュージックとスティールドラムの音にあふれたカーニバルを取材することだったが、その前にちょっと寄り道...続きを読む
思い出トランクに詰めた酒の話 第3話『グラスにゆらめく、ホテルカリフォルニア』
ガイド記事達磨 信ロッカーのハイボール5、6年前のこと。短期間だがT君という若者と飲み仲間になった。知りあったのはとあるバーだ。酔った彼はデュワーズのハイボールをビールのようにガブ飲みしていた。バーテンダーが「その一杯で今夜はおわり」と宣告すると、「ハイ」と素直に返事をする。そして途端にチビチビと貧乏くさい飲み方をし...続きを読む
ウイスキーづくりの職人 第5回 枯れない香りの花束を生む人
ガイド記事達磨 信上/サントリーのチーフブレンダー、輿水精一氏と話す時間も愉しい。下/人間の官能能力について語ってくれた竹内義人氏。ウイスキーは詩人がつくるウイスキーのブレンダーは時に自然科学者となる。ゴールデンブラウンの中に潜むフレーバーの層を淡々とした言葉で剥ぎ取ってみせる。彼らは時に詩人となる。モルト原酒を嗅ぎ...続きを読む
ウイスキーづくりの職人 第4回 熟成を見守る庫人のやさしさ
ガイド記事達磨 信光で着飾った蒸溜所12月8日、かつて大日本帝国海軍が真珠湾を攻撃し、ジョン・レノンが凶弾に倒れた日、サントリー山崎蒸溜所へ日帰りで行った。夕方6時に仕事を終えてひとり外に出ると、いつもの気配と違う。日はとっぷりと暮れているのに奇妙な明るさを感じる。所内から外へ出て、いきなりの寒さに前屈みになってしま...続きを読む
ウイスキーづくりの職人 第3回 ドレスアップの前に、まずは骨格
ガイド記事達磨 信モルト原酒はどうして生まれるか。ご存知の方も多いだろうが、ちょっとだけ説明しておく。ウイスキー蒸溜所ではまず大麦麦芽(モルト)を仕込むことからはじまる。良質の水、その温水で砕いた麦芽を溶かす。すると麦芽中のデンプンが糖分に変わり、甘い麦のジュース、麦汁(ばくじゅう)が得られる。そして麦汁を濾過して酵...続きを読む
ウイスキーづくりの職人第2回 千利休の愛した水とウイスキー
ガイド記事達磨 信茶とウイスキーの美しい関係茶聖、千利休。彼が侘び茶の世界を拓いたのは京都郊外、天王山の麓、山崎の地だった。本能寺で織田信長を倒した明智光秀と、それを伝え聞き西国街道をひたすら戻った羽紫秀吉がぶつかり合ったのがこの地である。1582年のことで、山崎の合戦と呼ばれている。山崎蒸溜所内の竹林。絶えることな...続きを読む