炊飯器で、いつもと違うスポンジケーキを焼く!
このケーキのスポンジは、普通のスポンジよりキメ細かくしっかりした感じで、カステラよりしっとり柔らかく、シフォンケーキよりどっしりとボリュームがあり、オイルを入れてないのに濃厚な味わいです。なのに、作り方はシフォンケーキよりずっと簡単で、ハンドミキサーで次から次へと材料を混ぜていくだけです。いつものスポンジの作り方との一番の違いは、粉を加えてからもしっかり混ぜるところで、ちょっとだけ勇気がいる作り方です。 冷やして食べるケーキなので、これからの季節にぴったりです。5合炊きと3合炊きの炊飯器で2個作ってみましたので、よろしかったら参考になさってください。
しっとりカスタードケーキの材料(5合炊き炊飯器用)
しっとりカスタードケーキの作り方・手順
しっとりカスタードケーキの作り方
1:
内釜用のサラダ油と小麦粉を混ぜておく。薄力粉は2度ふるう。ハチミツとウイスキーを用意する(混ぜておいても良い)。
2:
全卵と卵黄と砂糖を湯煎にかけながらハンドミキサーの高速で泡立てる。(3分間ほど) 湯煎の湯は、手を長く入れておけないほどの熱さで。
3:
七分通り泡立ったら、ハチミツとウイスキーを加え、更に泡立て、(1分間ほど)
生地が温まったら湯煎を外し、ハンドミキサーで生地をすくって書いた文字が、消えない位までしっかり泡立てる。(泡立て初めから5~6分間泡立て続ける。)
湯煎を外すタイミングは、ボウルの中の生地が人肌になった時。 生地が温まったら湯煎を外し、ハンドミキサーで生地をすくって書いた文字が、消えない位までしっかり泡立てる。(泡立て初めから5~6分間泡立て続ける。)
4:
小麦粉を広げて加え、ハンドミキサーの強で2分間泡立てる。
ここが勇気の要るところ。さっくり混ぜれば普通のスポンジ。5:
内釜にサラダオイルと小麦粉を混ぜたものを、ハケでぬる。
6:
釜に生地を流しいれて高速炊き(又は早炊き、どちらも無ければ普通炊き)で炊く。
7:
炊きあがりの画像。
8:
炊けたら逆さに取り出して網の上で冷まし、あら熱がとれたらラップで包んで半日~1日置く。
表面は餅肌のような肌ざわり。9:
(翌日)スポンジを逆さにして、底にナイフを入れてくり抜く。
10:
カスタードクリームを詰めて、切り取ったスポンジをかぶせる。ラップで包んで1時間ほど冷蔵庫で冷やす。
11:
1時間冷やしたケーキはほどよく冷えていて、しっとり落ち着いていて、とてもおいしいです。切り抜くときに穴があいてしまったのはご愛嬌。
カスタードクリームの作り方
12:
鍋に卵黄、薄力粉、砂糖をとって、泡だて器で混ぜる。
13:
冷たい牛乳を1/3量注ぎ入れ、泡だて器でよく混ぜる。残りの牛乳を電子レンジで沸騰直前まで温める。
14:
熱い牛乳を注いでよく混ぜ、中火にかける。 混ぜながら加熱して、ふつふつと沸いてきたら火からおろし、バニラエッセンスとウイスキーを加える。 バットに広げ、表面に膜ができないように、ラップをかけて冷ます。
ガイドのワンポイントアドバイス
今回は薄力粉を使ってカスタードクリームを作りました。薄力粉とコーンスターチを使う方法もあります。食感と見た目の違いは、このページの薄力粉クリームはさらりとしていて、糸で例えれば木綿糸のようで、コーンスターチ併用のクリームは、ツヤがあってコシがあってナイロン糸のようです。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。