今回の出品生体
さて、ようやく生体に関してです。お待たせいたしました。オンライン両爬図鑑「Terra Herps.」作成のおかげで、ずいぶんと私も外国の両爬の名前とかステータスがわかるようになってきましたので、今までとは違う見方ができるようになってきました。もちろん、まだまだ全然なんですけどね、マシになった、というレベルであります。
今回の目玉は後述する「ヘビ」ではないかと。あとは「アメリカのハコガメたち」かな?と思いました。
では、それぞれのグループごとに簡単にご紹介です。
カメ
やはり「ぶりくら」はカメに強いです。何となくなんですが、アメリカのハコガメがすごく多くて、しかも安かったような気がします。で、みんな小さくてカワイイ。たぶん、私も金があったら買っちゃっていたかも。ただ、ちょっと今回の特徴かなぁ、と思ったのがハコガメと並んで多かったキボシイシガメの出展です。価格的にも15000円くらいからと手頃になってきたのですが、一時期のように飛ぶように売れる、という感じではなくなってきていました。これはアメリカハコガメも同じだったんですが、さすがに飽和してしまったのかな、とか考えちゃいました。
でも逆に考えると、キボシもハコガメもこの辺が底値になっているので、今が「買い」なのかな、と。これ以上安くならないと思いますし、安くなってしまったらブリーダーさんたちが繁殖のモチベーションが下がって、CBが出てこなくなってしまうおそれがありますし。と言うわけでHBMでも出ていたら私自身もちょっと購入を考えてしまうかも。
カメたちの一例 |
それとこういうイベントで感激するのがリクガメのCBベビーたちの出展です。種類的にはチチュウカイリクガメ関係が多いのですが、ホシガメもちょこっとあったりして、「ああ、少しずつだけどリクガメを頑張って殖やしている方がいるんだなぁ...スゲェよ、ホントに」と。
私の共同ブースの方がヘルマンリクガメのCBベビーを出展していて、ずーっと私の目の前に展示してあったんですが、一日中キュウリを食べていて、すごくかわいいんですよ。これが。
あとのカメは曲頸類が少しだけいましたが、特にCITES IIのマコードナガクビガメが人気が高かったようです。
アジアのハコガメもセマルはもちろんたくさんいましたが、今回はコガネ、マコードとミスジハコガメが目玉だったような。たぶん。なんかスゲかったですもん。
個人的に楽しかったのは、一つだけ「チズガメ」専門で出展されていたブースです。
ああして、一つのグループにこだわっている方って尊敬しちゃいます。私も見習わなきゃ。
トカゲとヤモリ
トカゲの方は、正直あまり目玉になりそうな種類というのは見あたらなかったかな、と。ただ、やはり着々とフトアゴとか、カメレオンとかが確実に根付いていっているのを感じました。特にカメレオンは、ちょっと前はエボシとパンサーだらけだったのですが、少しだけバラエティが豊かになってきたような気がしました。持ち腹ではありますがルディスが多かったのも特徴かと。カメレオン専門のブース |
ヤモリも定番のレオパもブースはすっかり少なくなってしまいましたが、人気は高いようでした。特に今回感じたのは、生まれたてのベビーではなく生体か、それに近いような大きさの個体の販売数が多いような。レオパは育ってみないとどんな個体になるかわからないので、そっちの方が安心して購入できるのかもしれません。
ヤモリたちの一例 |
しかし、やはり壁チョロは弱い。ラコダクチルスの仲間もあまり多いとは言えませんし。特に、夜の打ち上げで千石先生も嘆いておられたのですがヒルヤモリがなぜ少ないんでしょうねー。ちょっとこれからはヒルヤモリブリーダーの方々に頑張って欲しいところです。
ちなみに一昨年にラッシュがあったハイナントカゲモドキはほとんど出展されてなかったので、私のところのハイナンは完売御礼でありました。感謝。