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エボシカメレオン
写真提供:レプタイルストア ガラパゴス

エボシカメレオン

学 名Chamaeleo calyptoratus別 名:-英 名:Veiled Chameleon, Cone-head Chameleon, Yemen Chameleon分 布:アラビア半島南西部(イエメン、サウジアラビア南部)全長:オス65cm メス45cm

比較的丈夫で、飼育しやすいカメレオンとしてあまりにも有名になった種類です。

写真や和名からもわかるように、特にオスの頭頂部のクレストが非常に発達し、特徴的な形態をしています。さらに背中線と下顎から腹中線のクレストも櫛状から鋸歯状で目立ちます。オスの婚姻色は薄い緑色で赤褐色から淡褐色の不規則な斑紋が体側に入ります。興奮すると鮮やかな黄色、黒、青色に発色します。色彩の派手さでは、同じくもっとも流通しているカメレオンであるパンサーカメレオンに一歩譲りますが、その飼育しやすさから考えれば十分に魅力的で美しい体色と言えます。メスはやや暗い色の地色に黄色や青の斑紋が入ります。

生息地は海に面した乾燥地帯の標高1200-2000mの高地です。生態は他のカメレオンと同様ですが、比較的過酷な環境での生活に適応しており、それが本種の飼育しやすさの根拠である「丈夫さ」の理由であるようです。

基本的な食性は昆虫食ですが、水分の摂取の一形態であろう植物食性が強いのも特徴です。

雌雄の見分け方は比較的容易で、オスは後肢の「かかと」に小さな突起がありますが、メスにはありません。卵生種であり、交尾後50-60日で通常25-35個ほどの卵を産みます。卵は温度により6-9ヶ月の期間を経て孵化します。孵化後の幼体の成長は早く、1年ほどで成体と同サイズになります。

現在は国内でもCB化が進んでおり、比較的安価で流通しています。本種が流通するまでは、カメレオンの飼育は難しく、少なくとも両爬の飼育初心者に勧められるものではありませんでした。そのカメレオンを「飼育そして飼育下で繁殖できる生き物」と認識させる革命を起こしたのがエボシカメレオンです。それほどまでに本種は丈夫で適応力があると言えます。

特徴的で堂々とした体躯、そして派手な色彩であり、それだけでも十分に魅力的なのに、これで飼育がしやすいというのですから素晴らしいカメレオンと言えるでしょう。両爬飼育に何の経験もなかった私の友人も、私が止めるのも聞かずに本種のベビーを飼育し始めたのですが、ショップの方のアドバイスを受けながらも何事もなく1年間飼い続けることができています。カメレオンは、両爬の中でも傑出した「生き物としての魅力」を持っています。それを我々人間の生活空間の中で楽しみたい、という両爬飼育者の基本的な欲求を見事に叶えてくれた貴重な生き物です。

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種

飼育の基本情報
飼育容器大きいほどよい。側面をメッシュにしたガラス温室など。通気性と採光性に優れていること。
温度ホットスポット周辺は32℃前後でケージ内の低温部で25℃。実際にはかなりの温度に対する適応力を持っている。20℃以下などの極端な低温にならないようにすればよい。
照明紫外線灯とバスキングランプ。
床材特に必要はない
容器内レイアウト様々な太さの木の枝などの掴まっていられるものを配する。餌としての観葉植物も鉢植えの状態で入れておく。水入れは水として認識できる工夫をして設置。
コオロギなどの昆虫類と植物質。観葉植物は有毒成分があるものがあるので注意する。ポトス、ハイビスカスの葉、サニーレタス、イチゴなどの果実が良い。カルシウムの添加は必須。
基本的な世話カメレオン一般の飼育に準ずる。さらに
  • いつでも好きなだけ水が飲めるように工夫をする
  • 夏の間は直射日光が当たらない場所での屋外飼育も良い
  • 頭頂部のクレストがやけどしないようにホットスポットの設置位置に注意する
  • 天気が良い日は、鳥かごなどに入れて日光浴をさせる
※「飼育の基本情報」は「Terra Pro Vol.1 カメレオンのすべて(ピーシーズ)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド カメレオン(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。


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