全国の昆虫食性両爬飼育者のみなさん、こんにちは!

今回は「昆虫を餌にする場合コオロギだけでいいのかな?」とか「うちのカメレオンがヘソ曲げてコオロギ食わなくなっちゃったよ。なんか、他の餌昆虫ないかな?」とか「なーんでヨーロッパイエコオロギってこんなにジャンプすんのかなー?」などと餌昆虫のことで悩んでいらっしゃるみなさんに朗報です!!
もしかすると、餌昆虫主役の座をコオロギに取って代わるかも知れないような、新しい餌昆虫のご紹介です!!
その昆虫の名は...「デュビア
「なんだ、その話か。」ってご存じの方は置いといて、今回は私が一年の歳月をかけて研究した(って飼って、餌として与えてみただけですが)「デュビア」のお話です。

▼デュビアの魅力
デュビアが餌昆虫として優れている点を紹介しましょう。
◇動きが鈍い
現在の餌昆虫の主流はコオロギでしょう。最初の頃は「フタホシコオロギ」が主役でしたが、現在は「ヨーロッパイエコオロギ」を使っている方が多いようですね。このイエコの欠点こそ「動きが早い」ことです。扱っているうちにイライラする人も多いでしょう。そこでデュビア。
デュビアは非常に動きも遅く、のそのそと動くために扱いも楽です。さらにジャンプもしないし、プラケの側面も登れませんので脱走の心配もありません。

◇何でも食う
デュビアは雑食性で何でも食います。餌は残飯でもおっけーです。ヘビの食い残しのピンクも骨も残さず食べちゃいます。栄養のバランスを考えたり清潔に飼育したいのならばコオロギ用の餌や鯉の餌などを与えておけばいいでしょう。うちのデュビアは「桃の種」を自分たちで割って中身を食うくらい逞しいです。

◇水切れにも強い
デュビアは非常に水切れに強い昆虫です。もともとは森林に住んでいるようなのですが、数日間の水切れでも死んだり、共食いしたりしません。普段は野菜くずなどで水分を補給してあげればいいでしょう。うちは、ときどき霧吹きもしていますが、体に水滴がついてもへっちゃらです。

◇まーまー殖えます
餌昆虫のポイントのひとつは繁殖率です。残念ながらデュビアはその点ではコオロギたちに負けてしまいます。ただし、彼らは幸い温度さえ維持しておけば、季節に関係なく殖えます。また「胎生」ですので卵の管理をしなくてもペアを飼育していれば勝手に「仔デュビア」が生まれて殖えていきます。
雌成虫は6から7回出産するようで、さらに一回に30から40匹の仔デュビアを産みます。ですから、1匹の雌親からうまくいけば300匹足らずの仔デュビアが得られる計算です。
我が家ではほとんど何もしなかったので3ペアのデュビアが一年で200匹くらいにしかなりませんでしたが、もう少し餌の量と質、小分けして飼育するなどの工夫をすれば、数ヶ月で「衣装ケースいっぱい」のデュビアを手にできるようです。

◇臭くない!!
デュビアは、全然臭くありません。植物質の床材などは全部食べてしまうので、うちのデュビアは床材がすべて彼らの「糞」に取って代わっているのですが、それでも全然臭くないのです。もちろん、個体自体も気になる臭いなどはありません。