種類別飼育入門「ミドリガメの飼い方」です。

もしもこの記事をお読みのあなたが
「ミドリガメって、かわいいから買おうと思っているんだけど、飼育は難しいのかな?」
と、飼育情報をお探しの方でしたら、ここにそのような飼育情報はありません。
私は、そんなあなたに「ミドリガメの飼育はとても大変ですから、やめなさい。それに、もしかしたら将来、法律で規制されてあなたは犯罪を犯すことになるかもしれませんよ。」
と言っておきます。

それでも、ミドリガメを飼ってみたい、という方はこちら「ミドリガメの飼い方・序章」をお読み下さい。この記事の目的が書かれています。

この記事には「何も知らないでミドリガメを飼い始めてしまった」ミドリガメ飼育者の方に「飼育をし続けるための飼育方法」をご紹介しています。

だから、今飼っているミドリガメを捨てないで下さい。

1.ミドリガメってどんなカメ?

ミドリガメはあくまでも商品名であり、正式にはミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegansと言います。
北米大陸の南部に広く分布しているスライダーガメSliderの亜種の一つで、他にもいろいろな亜種がいますが、本亜種は頭部の側面に大きな赤い斑紋があるのが特徴です。
なかなか男前
『ミドリガメ』


ただし、頭部や背中の甲羅(背甲)の模様には変異も多く、また古くから世界的にペットとして親しまれていたためにアルビノなどの色彩変異個体も多く流通するようになりました。
背甲の長さは26~28cmに達します。

食性は雑食で、やや肉食傾向が強いと言われています。
性格は、よく言われるように決して凶暴ではありません。空腹の時は、かなり貪欲なのは確かですが。

大きくなると、確かに幼い頃の鮮やかな色彩は失われてしまいますが、少なくとも甲長10cmくらいまではメリハリのきいた色彩ですし、最大になっても基本的に頭部の側面の赤い斑紋、つまり「赤い耳」は残ります。そういう意味では、他の水生ガメと比べると群を抜いて派手で美しいカメです。
まだたいした大きさではない
この位の大きさにはなります


だから、今飼っているカメが大きくなっても捨てないで下さい。

2.雌雄の判別

基本的に、繁殖を楽しむ生き物ではありませんから、性別は必ずしも判別できる必要はありません。
でも、やはり末永くかわいがっているカメがオスなのか、メスなのかは区別したくなるのが普通です。

残念ながら、カメの性別はある程度成長をしないと判別は不可能です。少なくとも私はわかりません。

甲長10cm程度になれば、性別の判断は容易になります。特にオスは明瞭な特徴が出てくるのが普通です。
オスは
1.前足のツメが長く伸びる
2.尾が太く、長くなる

というのが特徴です。下の写真は、写りは最悪ですが比較的、両方の特徴をとらえていると思います。
前足の爪と尻尾の雰囲気をつかんでください
オスの特徴


メスは特別な特徴を持ちませんが、ある程度大きくなった個体でツメも長くならないし、尻尾も目立って長くなっていなければメスと考えられます。

非常に主観的ですが、やはりオスは意地悪そうな、というかやんちゃそうな顔つきですし、メスは優しそうで温和な顔つきにでもあります。
前足の爪が短い
メス個体


また、オスは最大に近い大きさになると、下の写真のように黒っぽくなり、斑紋などが虫食い状になって、背甲が黒くなってきます。これは黒化現象(メラニズム)と言って、さまざまな水生ガメに見られる変化です。
こうなると、まるで別のカメのようになってしまいます。正直、私も昔は別の種類のカメと思っていましたから。
別のカメに見えます
メラニズム(黒化)が起こったオス


しかし、なかなか渋い感じに変身しますし、ここまでの変化が見られるためには、健康にカメを育てて行かなくてはいけませんから、ある意味ミドリガメ飼育の一つの目標ラインとも言えるでしょう。

だから、こんな変化を見せてもらえるように、今飼っているミドリガメを捨てないで下さい。