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ヨスジオビトカゲの基本情報と飼育方法……美しく人気が高い!

今回は、ヨスジオビトカゲの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ヨスジオビトカゲは、マダガスカルに分布するプレートトカゲ科のトカゲです。オビトカゲの仲間「ゾノサウルス」の代表でもあり、もっとも美しく人気が高い種類ですよ。

執筆者:星野 一三雄

ヨスジオビトカゲの基本情報

ヨスジオビトカゲの基本情報と飼育方法

画像提供:DEM

ヨスジオビトカゲ
学 名Zonosaurus quadrilineatus別 名:ゾノサウルス英 名:Madagascan Plated Lizard
, Fore-lined Girdled Lizard分 布:マダガスカル全長:40cm以上

マダガスカルに分布するプレートトカゲ科のトカゲです。

マダガスカルに生息するオビトカゲの仲間はその属名から「ゾノサウルス」と呼ばれ、本種はその代表でもあり、もっとも美しく人気が高い種類です。

プレートトカゲの仲間ですので、板状の硬い鱗に覆われ金属質なイメージがありますが、本種は頭部から背面に、明色の4本のストライプ、体側と尾にはスポットが入り非常に美しい種類です。

草原や砂丘、乾いた森林などで生活していて、昆虫類や落下した果実などを食べています。

野生での繁殖生態は詳しくは知られていませんが、飼育下では冬期のクーリングの後、交尾をさせ25-30日程度で1-2個の卵を産んだ記録があります。卵は27-32℃で58-65日で孵化したそうです。

プレートトカゲ同様に、丈夫で飼育しやすく、また比較的安価であり初級者にも飼育が勧めることができる、大変魅力的なトカゲです。ただし、マダガスカルのトカゲですから、突然来なくなることも十分考えられる一方、安価であるため国内で積極的にCBをとろうと努力をしている話もあまり聞きませんし、何より産卵数が少ないので、大量に仔をとることも難しいでしょう。

こんなのを大きなケージで複数頭飼育して繁殖させていたら本当に渋いんですけどねぇ...誰かしませんか?

赤っ恥をかかない程度の知識
  • マダガスカルのトカゲ
  • ゾノサウルスは属名
  • かなり美しい
  • 卵生
  • 流通量は少ないがWCが中心なので、かなり安価
  • 意外に情報が少ない
 

ヨスジオビトカゲの飼育方法

飼育容器
60cmクラス以上の容器で床面積が広いもの

温度
ホットスポットを設置しケージの下にフィルムヒーターを敷くくらいでよい

照明
やや強めの爬虫類用蛍光灯を使う

床材
砂を敷くが、新聞紙などでもよい

容器内レイアウト
倒されない程度の水容器を設置し、穴を開けたタッパーに湿った土を入れたウェットシェルターを設置する


雑食が強く昆虫類、冷凍ピンクマウス、果実、配合飼料など

基本的な世話
乾燥系トカゲの飼育に準ずる
  • 協調性はいいらしいので、十分な広さのあるケースなら多頭飼育は可能
  • 餌の取り合いなどでケンカをすることはあるらしい
  • ハンドリングができるほどおっとりとしてはいない
  • 寒さには強い
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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