ジカリーヒレアシトカゲの基本情報

ジカリーヒレアシトカゲの基本情報と飼育方法

撮影協力:Endless Zone

ジカリーヒレアシトカゲ
学 名Lialis jicari別 名:クチボソヒレアシトカゲ英 名:Jicar's Snake-lizard分 布:インドネシア(イリアンジャヤ、ニューギニア島)全 長:50-70cm

ヘビのような、いわゆる足のないトカゲです。「足のないトカゲ」というのは、実は結構存在していて、分類上さまざまな系統で存在します。本種はヤモリ科に非常に近縁なイザリトカゲ(ヒレアシトカゲ)科の代表種です。どう見てもヘビのようですが、足がない以外はヤモリの特徴を備えていて尾も自切することができます。また舌の形もヤモリと同じ形をしています。また厳密に足がないわけでなく、後ろ足は痕跡程度のヒレのような突起物として確認することができます。

上の写真の個体はストライプが明瞭ですが色彩には変異が多く、下の写真の個体のように斑紋が全く存在せず全身が灰褐色の個体なども見られます。

ジカリーヒレアシトカゲ(グレータイプ)
グレータイプの個体
撮影協力:ワールドワンアニマル(於:九州レプタイルフェスタ

さまざまな生息環境に適応しており、森林の林床から比較的乾燥した草原まで生息していますが、基本的に地表性で昼間は石の下や落ち葉の積もった場所などに潜んでいます。昼行性が強く、主に昆虫などを食べているという情報もありますが飼育下ではヤモリなどの小さな爬虫類しか食べない個体も多く、自然下でも爬虫類を主食にしていると考えられています。また細く尖った口はスキンクのようになめらかな体表を持つ小さな爬虫類を捕らえるのに効果があるようです。ヤモリの仲間同様に一回に2(まれに3)個の卵を枯れ葉の下や石の下などに産みます。近似種のバートンヒレアシトカゲLialis burtonis は地面に対して45度の角度で頭を持ち上げた格好でじっとしている姿がよく観察されており、本種も同様の行動をとると考えられます。木の枝などに擬態しているとも考えられています。

ええ、もう大好きですよ。こういう生き物。四肢が退化したトカゲの仲間は、非常に熱狂的なファンがいて、想像以上に人気があります。本種の場合は比較的大きいし環境に対する適応力もあるため飼育もしやすいのですが、餌がトカゲということがネックになって人気はイマイチなんですが。
 

ジカリーヒレアシトカゲのの飼育方法

飼育容器
ガラス水槽やプラケースでいいが、ヘビのような柔軟性はないので45-60cm水槽クラスの床面積が広いケースを使う

温度
シートヒーターなどで底面から温めるか、温室などに入れてケース全体を保温する

照明
必要なし。ただし昼行性であるために弱めの爬虫類用蛍光灯などを使う方がいいかもしれない

床材
ヤシガラ土など保湿性の高いものを厚めに敷く

容器内レイアウト
小さめの水容器とシェルターを設置する


食べればコオロギ・ミールワーム・ハニーワームなどの昆虫でいいが、基本的には餌用の冷凍ヤモリが必要

基本的な世話
いわゆる多湿系地表性ヤモリの飼育方法に準ずる
  • 比較的、環境に対する適応能力は高い
  • 過度の乾燥は禁物
  • 狭い飼育容器での複数飼育は避ける
  • など
※「飼育の基本情報」は「ゲッコーの本(リアルエステイト社)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。