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オリーブダシアトカゲ
学 名:Dasia olivacea別 名:オリーブツヤトカゲ英 名:Olive Dasia, Olive Tree Skink分 布:インド(ニコバル諸島)、フィリピン、シンガポール、ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、マレーシア西部、インドネシア全長:最大27cm前後東南アジアに広く分布する樹上性のスキンクです。
ダシアトカゲ属Dasia は東南アジアを中心に7種ほどが知られているトカゲです。国内では本種以外はあまり流通することはありません。
背面はオリーブ色がかった金属光沢のある褐色で、黒色の小さな斑点が散在します。腹面は黄色みが強い緑色で美しいトカゲと言えます。幼体は背面に黒色のバンドが数本入ってメリハリのある模様をしています。
野生での生態は、あまりよく知られていませんがほぼ樹上性で飼育下でもあまり床面には下りません。また昼行性で夜間は樹上で寝ています。特に海岸線のヤシの木で生活することが多いようです。
昆虫食性が基本ですが、果実なども食べることがあるようです。
繁殖生態は卵生で、最大で14個の卵を産んだ記録があるようです。卵は樹皮の下や樹皮に着生している植物の間などに産むそうです。
ほとんど顧みられることがないスキンクですが、美しい腹部、飼育のしやすさなど、何をとっても魅力的なトカゲと言えます。大きすぎず、小さすぎず、性格も温和ですが、特別に人慣れするわけでなく野性味も残し、トカゲらしいカッコイイ容姿ですし、何よりこれでいいのか?と思うほど安価なのも魅力でしょう。
確かにCB化がされていない、とか飼育法や繁殖法が確立していない、などという欠点もありますが、そういう難しいことを考えない飼育が何よりも楽しく、トカゲを飼育する楽しみを手軽に堪能できるトカゲでしょう。もう、絶対にイチ押しのトカゲです。これだからスキンクって好きなんですよね...赤っ恥をかかない程度の知識- 東南アジアに広く分布するダシアトカゲの1種
- 腹部が黄色い
- ほぼ完全な樹上性
- 飼育はしやすい
- 安価
- 卵生
- コンスタントに流通量するわけではない
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 45cmクラス以上の容器で高さがあり、通気性が良い容器を使う |
温度 | 低温には弱い。飼育の適温は24-28℃程度 |
照明 | やや弱めの爬虫類用蛍光灯を使う。一方で30℃程度のホットスポットが必要 |
床材 | ヤシガラ土などの保湿性がある素材 |
容器内レイアウト | 大きめの水容器を設置し、流木などで立体的なレイアウトを施す |
餌 | 昆虫類。果実なども食べる |
基本的な世話 | 樹上性アガマなどの飼育に近いらしい蒸れには弱いと思われるので通気性を十分に確保する※情報は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」、ショップからの情報および海外サイトを参考にしました。 |
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