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ミシュランお膝元でも日本人シェフが活躍!(3ページ目)

フランスでミシュランの星を獲得しているシェフは何人いると思いますか? ミシュランのお膝元フランスでも日本人シェフの活躍は目立ちます。今回はそんな日本人シェフと彼らのお店をご紹介します。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

日本人オーナーシェフ初のミシュラン店「ひらまつ」

レストランひらまつ パリ
パリ16区にある「レストランひらまつ パリ」©ひらまつ
日本人のオーナーシェフとして初めてミシュランの星を獲得した平松宏之さん。彼がこの地で1つ星を獲得したのは、2002年2月のことでした。パリのサンルイ島に「レストランひらまつ サンルイ アンリル」を開いたのが2001年11月ですから、オープンからわずか4か月後というスピード獲得。これには驚かされます。

ちなみに平松さんは“オーナーシェフ”として初の星獲得であり、“日本人”で初めてというわけではありません。それでは日本人で初めてミシュランの星を獲得したのは誰か? それはなんと1979年と30年近く昔のこと。当時、ル・ブールドネで料理長をつとめていた中村勝宏さんです。中村さんは現在日本において、ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパの総料理長を務めています。今年開催されたサミットの料理も手掛けたので、記憶している人も多いでしょう。

パリの街角に上品に佇む「レストランひらまつ パリ」

レストランひらまつ パリ
「レストランひらまつ パリ」の料理の一例。季節などによって変動©ひらまつ

レストランひらまつ パリ
洗練された空間とサービスが心地良い©ひらまつ
その後2004年に名店がしのぎを削る16区に移り、「レストランひらまつ パリ」と名前も改めました。今もなお1つ星を維持し、多くの人に愛され続けています。

内装はシンプルながら、モダンでシックな居心地のよい大人の空間。広々とした店内にはテーブルがゆったりした間隔で配され、優雅な時間が流れ増す。供されるのはオーソドックスながら、どこか新鮮な驚きや発見のある香しいフランス料理。

1982年に西麻布に誕生した「ひらまつ亭」から歴史の幕を開け、昨年で25周年を迎えたひらまつ。いまでは国内にも多くの店舗を展開しています。けれど、本場フランスの空気に包まれていただくフレンチは、日本で食べるそれとはひと味違った感動を与えてくれるでしょう。

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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