あなどれないフードコートの実力、Food Republic定番のシンガポール料理ならほとんど揃うフードコートは気軽さ・快適さに優れた優秀グルメスポット。写真はカトン名物のラクサ休日のお昼時などは並ばないと座れないくらい混雑するので、時間をずらすのがベターホーカーセンターは基本的に冷房がないので、昼間は暑い……そんな人にオススメなのがデパートやショッピングモールの中にあるフードコート。ただし、単なるフードコートとあなどることなかれ。シンガポールのフードコートはかなりハイレベルなのです。なかでも場所の利便性や店の質などからオススメしたいのが、オーチャードロードのショッピングセンターWisma Atria(ウィズマアトリア)の4階にあるFood Republic(フードリパブリック)。むかしのホーカーセンターを再現したという造りは、どこか懐かしいレトロな雰囲気が漂います。シンガポール名物料理のひとつ、ペーパーチキン(紙包鶏)(右)中華・マレー、インドなどの料理にまじって、なかには日本料理や韓国料理もアリ。なんでもシンガポールでは「韓国映画が流行っていて、韓国料理の人気も上々」なのだとか。ジューススタンドもあるので、ちょっと一休みするにも最適。ちなみにここでのイチオシはペーパーチキン(紙包鶏)。下味をつけたチキンを紙でくるんで揚げたもので、肉のうまみが凝縮した逸品です。夜更かし派にもオススメ! 夜間限定のサテ屋台10数軒の屋台はすべてサテ専門店最後は、夜遊びしてちょっと小腹がすいたときにも立ち寄りたい、ラオ・パ・サ・サテ・ストール。観光客にも人気のラオ・パサ・フェスティバル・マーケットというホーカーセンターの横にある、ブーン・タット・ストリート(Boon Tat St.)に夜のみ出現するサテ専門の屋台街です。「サテ」とは様々な肉を串にさして焼いたもので、いわば日本の焼き鳥。甘辛のピーナッツソースと一緒にいただきます。ブーン・タット・ストリートは19時を過ぎると車が通行止めになり、営業は午前3時頃まで。夜風に吹かれながら食べるといっそう美味しく感じられるサテ一本あたりの値段は決まっているものの、基本的に10本でS$6~の単位でオーダー。牛・豚・鶏・マトンなどの肉をミックスして頼めます。ちなみに一番人気はアヒル。さっぱりとしていてクセがないので、シンガポーリアンの大好物。遅い時間には売り切れになることもあるのでご注意を。■ラオ・パ・サ・サテ・ストール所在地:Boon Tat St. 交通・アクセス:MRTラッフルズ・プレイス駅から徒歩7分。ロビンソンロードを南下時間:店によるが19:00~翌3:00頃本当に食べることが好きで、食べるものにこだわり、食べる時間を楽しんでいるシンガポーリアンたち――そんな彼らの姿を見ていると、また違ったこの国の顔に気が付けるはずです。そしてシンガポールのグルメは安旨なローカル料理だけにあらず。次回は食通も唸る、極上ダイニングの最新情報をお届けします。こちらもお楽しみに。※2008年3月現在 1シンガポールドル(S$)=約74円【関連記事】毎日が祭! 楽しすぎるシンガポールの旧正月【関連リンク】シンガポール政府観光局AllAboutシンガポール前のページへ1…456※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。