一日の終わりはちょっと贅沢なディナーで
やはり夜はちょっと豪華に締めくくりたいもの。伝統的な料理からモダンな中華までいろいろ。選択肢は日々広がっています。今回はそんな上海の今を垣間見られる2軒をご紹介します。
■黄浦會(ワンパオクラブ) |
外灘三号にはあのジャン・ジョルジュのレストランも(C)Three on the Bund
ロマンチックな雰囲気が漂う外灘(ワイタン)。黄浦江を挟んで東方明珠塔を眺めるこのエリアはクラッシクな建物が建ち並び、夜には華やかにライトアップされて黄金色に輝きます。このあたりのビルはショップやレストランが入った複合施設になっているところが多く、豪華なレストランもズラリ。そのひとつが、外灘三号というビルにある黄浦會(ワンパオクラブ)。世界的にも評価の高い香港のシェフ、ジェレミー・ルーン氏が手がけるレストランで、伝統的な上海料理にモダンなアレンジを加えたコンテポラリーチャイニーズが味わえます。お皿の上に美しく盛られた料理は、まるでフレンチのような繊細さ。オリエンタルな内装も印象深く、新しい上海の風を感じられることでしょう。
<DATA>- 所在地:上海市黄浦区中山東一路3号
- 交通・アクセス:地下鉄2号線「河南中路」駅から徒歩7分、外灘三号内
- TEL:021-63213737
- 時間:ランチ月~土曜11:30~14:30、ディナー月~日曜17:30~22:00
- 予算:ランチ200元~、ディナー700元~
- ウェブサイト:外灘三号(英語)
※右上のContact usを押下すると地図が表示される
■成隆行蟹王府(チェンロンハンシエワンフー) |
やっぱり一度は食べたい上海蟹
上海といえば上海蟹。ちょうど10~12月ごろに旬を迎えます。上海では一年中上海蟹を食べられるお店もありますが、やはり旬に食べるのは格別。数ある上海蟹のお店のなかで私のオススメは、成隆行蟹王府。理由は2つ。まず雰囲気がよいこと。音楽の生演奏もあります(演奏者が結構ゆるい感じなのもまた一興)。そして店員さんがカニの身をほぐしてくれるので、食べやすいこと。また日本語メニューや日本語を話せる店員さんもいるので安心です。もちろん上海蟹以外にもいろいろなメニューが揃っています。「クラゲのごま油炒め」は紹興酒のおつまみにもピッタリですよ!
<DATA>- 所在地:上海市黄浦区九江路216号
- 交通・アクセス:地下鉄河南中路站から徒歩2分
- TEL:021- 63212010
- 時間:11:00~13:30、17:00~21:30
- 予算:300元~500元
- ウェブページ:成隆行蟹王府(ぐるなび上海版/日本語)
※2007年9月現在 1元=約15円
上海は本当に食い倒れの街。いつも「食べたいものはまだまだあるのに、もうお腹が限界!」と後ろ髪ひかれる思いで帰国します。旅行で上海を訪れる場合、2~3日と短い日程の方が多いと思いますが、ぜひ計画的に食べ歩いてみてくださいね。まあそうはいっても、道端でふと出会った屋台にフラフラ入ってしまったり、つまみぐいをしてしまったりとなかなか計画通りにはいかないものなのですが……。それもまた旅の醍醐味ということで。
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