ラダックで食べる! チベット料理図鑑
チベット文化が根付くラダックは、食文化も独特。もちろん、カレーやダールといったインド料理も広く食べられていますが、やはりラダックで食べておきたいのはチベット料理。素朴でやさしい味の料理が多く、どこか懐かしさを感じます。ここではラダックで食べられる代表的なチベット料理を紹介します。■モモ(Momo)
かなりボリュームたっぷり! モモ |
チベット風の餃子。皮が厚くて、中国の蒸し餃子に似ています。インドではどんなメニューもベジタリアン用(Veg.)とノン・ベジタリアン用(Non.Veg)に分かれているのですが、チベット料理も例外ではありません。肉は基本的にチキンかマトン。マトンもクセが少なく、日本のものより食べやすいのが特徴。チーズが入ったモモもあります。
■コティ(Kothat)
見た目は焼き餃子にそっくりなコティ |
こちらも餃子ですが、日本の焼き餃子に限りなく近い一品。具はやはり肉と野菜があります。複数の野菜が入ったミックスベジタブルのほかに、キャベツやポテトなど単品の具で作ったコティも。メニューは店によって様々。ちなみにラダックでは、コティに限らず、料理にはコリアンダーが入っていることも多く、料理の味を引き締めています。ただし苦手な人は事前に抜いてもらうよう頼んでおくのがいいでしょう。
■トゥクパ(Thukpa)
人気のチベット風うどん、トゥクパ |
チベット料理を代表する麺料理。「チベット風のうどん」と表現されることが多いのですが、味や見た目は店によってだいぶ違います。個人的には、香辛料で少し辛めに仕上げたシンプルな野菜トゥクパがお気に入りです。
■タントゥク(Thenthuk)
モチモチした麺がおいしいタントゥク |
幅広の麺を短くちぎって、スープで煮込んだ料理。麺はすいとんのようにモチモチした食感が特徴です。こちらも肉・野菜バージョンあり。当然のことながら、タントゥクに限らず、ベジタリアン用メニューより、肉が入ったノン・ベジタリアン用メニューの方が値段は少し高めになっています。
次のページでは、チベット料理が味わえるラダックのレストラン案内です。