ビーフ0%! インドのマクドナルド
ベジタリアン用メニューは他国にもある。写真は非ベジタリアン用(non-veg)メニュー(C)McDonald's India |
マクドナルドには、「Think Global, Act Local and Sell like a Retailer(世界的な視野で考えよう、地元に密着して活動しよう、小売店のように売ろう)」という理念があります。
インドのマクドナルドでもこれにのっとって、品質や衛生管理には徹底的にこだわって、マクドナルドの基準をクリアする一方で、メニューにはインドの文化を尊重したものを取り入れることにしました。インドの人口の約8割を占めるヒンズー教徒の人々は、宗教上の理由から牛肉を食べません。そこで考え出されたのが、ビーフ0%のインドオリジナルメニューです。
チキンマハラジャマックのセット(C)McDonald's India |
またベジタリアン用のメニュー(Veg menu)を用意したり、卵を使っていないマヨネーズやインド人好みのスパイスを使ったりと、インドならではの工夫もあります。
インドのマクドナルドはちょっと高級なファミリーレストラン
インドのなかでは抜群に清潔で快適な店内。確かにレストランといった感じかも(C)McDonald's India |
価格はインドの物価を考えると若干高め。入り口に警備員が立っていたりして、日本よりも高級な雰囲気です。バーガーに飲み物とポテトをつけたセットは99ルピー(約270円)程度ですが、さらにお得な20ルピー(約55円)の「ハッピープライスメニュー」も販売。もっと多くの人に気軽に利用してもらおうと工夫しています。
インドに最初のマクドナルドができたのは1996年。今ではインド全土に100店舗以上あります。4,000店舗近くある日本に比べるとまだまだ少ないですが、世界第2位、11億人以上もの人が住むインドで、今後どれだけマクドナルドが増えていくのか楽しみですね。
- McDonald's India(英語)