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どこまで知ってる?世界のマクドナルド事情(2ページ目)

世界中のあちこちで見かけるマクドナルド。国によってメニューや特徴が違いお国柄も見えてきます。 日本でも2007/1/12からメガマックが期間限定販売中! そこで今回は世界のマクドナルド事情をドンとご紹介します!

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

ビーフ0%! インドのマクドナルド

ベジタリアン用メニューは他国にもある。写真は非ベジタリアン用(non-veg)メニュー(C)McDonald's India
マクドナルドの主力商品といえば、やはりビーフ100%のビッグマック! でも世界にはビッグマックを売っていない国もあるんですよ。それがインド。インドでは、ビッグマックだけではなく、牛肉を使ったハンバーガーは一切売っていません。

マクドナルドには、「Think Global, Act Local and Sell like a Retailer(世界的な視野で考えよう、地元に密着して活動しよう、小売店のように売ろう)」という理念があります。

インドのマクドナルドでもこれにのっとって、品質や衛生管理には徹底的にこだわって、マクドナルドの基準をクリアする一方で、メニューにはインドの文化を尊重したものを取り入れることにしました。インドの人口の約8割を占めるヒンズー教徒の人々は、宗教上の理由から牛肉を食べません。そこで考え出されたのが、ビーフ0%のインドオリジナルメニューです。

チキンマハラジャマックのセット(C)McDonald's India
ビッグマックにかわるインドのオリジナルメニューは、チキンのパテを2枚使ったチキンマハラジャマック(Chicken Maharaja Mac)。ほかにインドらしいカレーソースを使ったチキンマックカレーパン(Chicken McCurry Pan)などもあります。

またベジタリアン用のメニュー(Veg menu)を用意したり、卵を使っていないマヨネーズやインド人好みのスパイスを使ったりと、インドならではの工夫もあります。


インドのマクドナルドはちょっと高級なファミリーレストラン

インドのなかでは抜群に清潔で快適な店内。確かにレストランといった感じかも(C)McDonald's India
インドのマクドナルドの特徴は「ファミリーレストラン」と謳っていること。居心地も良さもウリのひとつで、家族連れはもちろん、幅広い年代の人々が訪れています。

価格はインドの物価を考えると若干高め。入り口に警備員が立っていたりして、日本よりも高級な雰囲気です。バーガーに飲み物とポテトをつけたセットは99ルピー(約270円)程度ですが、さらにお得な20ルピー(約55円)の「ハッピープライスメニュー」も販売。もっと多くの人に気軽に利用してもらおうと工夫しています。

インドに最初のマクドナルドができたのは1996年。今ではインド全土に100店舗以上あります。4,000店舗近くある日本に比べるとまだまだ少ないですが、世界第2位、11億人以上もの人が住むインドで、今後どれだけマクドナルドが増えていくのか楽しみですね。
次のページでは白いご飯(?!)やマックアラビアなど各国のユニークメニューをご紹介します。
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