農林水産省も乗り出した日本食チェック!

繊細な日本食の文化を海外の人に正しく理解してほしい!とは誰もが少なからず思っているはず
日本では、2006年11月に農林水産省が、「海外日本食レストラン認証有識者会議」を設置することを発表しました。

農林水産省も、海外に多く存在している食材や調理方法などが本来の日本食とかけ離れているレストランを問題視。この制度も、海外の日本食レストランの信頼を高めるためのものですが、それ以外に「農林水産物の輸出促進を図るとともに、日本の正しい食文化の普及や我が国食品産業の海外進出を後押しすること」も目的として掲げています。

第1回の会議が11/27に行われ、現在の状況や今後の進め方が話し合われました。結果、広く一般から意見を募集することになり、メールボックス(意見募集窓口)が開設されました。書き込みは誰でも可能です。あなたの意見によって制度が変わるかもしれませんよ。※その後、数回の会議を経て、民間の組織が(認証ではなく)「推奨」する制度をつくることでまとまり、日本食レストラン海外普及推進機構(JRO)が発足しました。(2008/1/10追記)


なんちゃって日本食レストランは本当になくなるのか?!

日本のラーメンは本場中国でも人気があるし、カリフォルニアロールは日本でも人気。今後は「なんちゃって日本食」の逆輸入もありえる?!
これらの制度が本格的に効力をもつようになった場合、なんちゃって日本食レストランは本当になくなるのでしょうか? 答えはNoだと思います。日本人以外のシェフも増え続けるでしょうし、その土地の素材を使ったり独自のアレンジを加えるシェフもいるでしょう。推奨・認証制度の確立によって「なんちゃってレストラン」が明確に区別できるようになったとしても、値段や好みからそうしたレストランを利用する人は当然いるはずです。

ちなみに私は旅行先で「なんちゃって日本食」に出会うのは、それほど嫌いではありません。えーっ?!と苦笑しながらも、「他の国の人がアレンジするとこんなふうになるのか」、「他の国の素材を使うとこんな味になるのか」なんてあれこれ観察しつつ、楽しく食べています。

とはいえ、日本料理はヘルシーで繊細な世界に誇るべき料理。大味な「なんちゃって日本食」を日本料理だと誤解する人が増えるのは、確かに少し悲しいこと。でもそれを言うなら、日本にある中華料理をはじめとする各国料理のレストランも、現地の人から見れば「なんちゃって」なことも多いはず。むしろ日本人向けの味付けに変えてあったほうがおいしく感じることさえあります。もちろんそれは好みの問題なのでよいのですが、重要なのは「現地の味は違う」ということをきちんと認識しているかどうかですね。

各国料理はその国の自慢の品。そうした食文化をはぐくんできたその国への敬意はいつでも忘れないようにしたいですね。

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