2/2 シーズン到来！ベルギーのムール貝 [グルメ・各国料理（海外）] All About

1日1トンが出る人気店、Chez Léon（シェ・レオン）

本店はレストランが集まるイロ・サクレ地区にある (C)Chez Léon

ベルギーでムール貝料理を食べるなら、迷わずChez Léon（シェ・レオン）へ。ガイドブックでもおなじみの有名店です。ベルギー各地やフランスなどにも支店を持ち、過去にはアメリカ大統領ジミー・カーターやカトリーヌ・ドヌーヴなど数々の著名人も訪れています。

手頃な値段でおいしいムール貝を楽しめるのが人気の理由。本店はベルギーの首都ブリュッセルにあります。グランプラスからも歩いてすぐ。場所柄、観光客も多く、陽気な雰囲気の店内はいつも人でいっぱいです。この店で1日に消費されるムール貝の量は、なんと1トン！その繁盛ぶりがわかりますね。

Chez Léonでは一年中ムール貝を食べることができます。基本的にはオランダのゼーラント州産。4月から7月中旬のオフシーズンはデンマークやイギリスなど近隣諸国から輸入しています。ただし味はゼーラント州産が上。

ムール貝の和名はムラサキ貝。英語ではmussel(s)、フランス語はmoule(s)。付け合せの定番はフリッツ (C)Chez Léon

イチオシはやはり、ムール貝の白ワイン蒸し（Moules au vin vlanc／19.80ユーロ）。1キロほどもある大量のムール貝がほうろう鍋に入ってドーンと出てきます。パセリやタマネギ、セロリなどが入ったスープは深みがあるのにさっぱりとしていて、女性でもペロリと食べられるはず。それでも、そんなに食べきれるかな？と不安な人にはお得なセットメニュー、Formule Léonもあります。ムール貝（650グラム）とフリッツ、ビール1杯がついで13.50ユーロ。

蒸し料理は白ワインのほかにも、プロヴァンス地方のトマトやハーブを使ったもの（Moules méridionales）、カレー味（Moules au curry／21.45ユーロ）など5種類から選べます。

誰もが満足できる豊富なメニュー

若鶏風ムール貝（Moules Poulette／19.25ユーロ）(C)Chez Léon

鍋に山盛りの蒸し料理のほかにも、様々なムール貝メニューを用意。シーズン中なら、生のムール貝をどうぞ。レモンにつけてさっぱりした風味を楽しめます。ほかにバター焼きやフライもあります。

多くの人がオーダーするのはムール貝料理ですが、実はそのほかのメニューも充実。ロブスターやカキ、サーモンなどの魚料理やステーキ、さらには、子供用メニューやベジタリアンメニューもあり、ムール貝が苦手な人がいる場合も安心。12:00～15:00には3品ほどがセットになったランチメニュー（12.50ユーロ）もあります。

ムール貝のフライ（Moules friture sauce tartare／9.85ユーロ） (C)Chez Léon

また、食事と一緒に楽しみたいお酒も豊富。ベルギービールは8銘柄、ワインもボトル30ユーロ前後と手頃なものが揃っています（ハーフボトルもあります）。

付け合せのフリッツと一緒に食べる山盛りのムール貝。日本に帰ってからも、ふと思い出しては無性に食べたくなる魅力的な味です。シーズンの今、ぜひ現地でどうぞ。

※2006年8月現在　1ユーロ＝約149円