世界遺産/未来の世界遺産

未来の世界遺産6 生死の境・聖地ベナレス(3ページ目)

三島由紀夫、遠藤周作、沢木耕太郎はじめ世界中の作家に影響を与えた生と死の街ベナレス(バラナシ)。旅人に「世界でもっとも衝撃的だった場所は?」と尋ねると必ず1位にあがるインドの永遠の聖地へご案内!

長谷川 大

執筆者:長谷川 大

世界遺産ガイド

生と死の交差点ベナレス(バラナシ)

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船から見たガート
船に乗ってベナレスのガートを眺める。©牧哲雄


ベナレスの街並み
家々が密集したベナレスの街並み。©牧哲雄
母なるガンガー(ガンジス川)はすべてを浄化する。

その水はたった1滴であらゆる水を浄化し、ガンガーで沐浴すれば罪は洗い清められ、ガンガーで死んで焼かれ遺灰を流されれば解脱さえできるという。

ガンガーに面した都市の中でも、なぜベナレスが最大の聖地になったのかは諸説あって明らかではない。ヒンドゥー教では川の合わさる場所は神聖な場所として崇められるが、ベナレスは5つの河川が合流するからだとか、対岸の不浄の地から浮かぶ神秘の太陽のせいだとか、紀元前5世紀の「光あふれる王国」カーシーの首都だったからなどと言われる。

世界のヒンドゥー教徒10億人が生涯に一度は行きたいと願う聖なるガンガーの聖地中の聖地、ベナレス。人々はここに集い、沐浴し、修行し、またただ死ぬために、多くの人々が毎年ここを訪れる

ベナレスのガートについては次のページへ。
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