バガンをぶらぶら街歩き
手前はスーラーマニ寺院、右奥がダマヤッズィカ・パゴダ。前者がインド北部のヒンドゥー寺院そっくりなのに対して、後者はスリランカのストゥーパを彷彿させる。インド・スリランカの仏教美術はこうしてミャンマーで花開いた
少年僧たち。男子は生涯二度、僧門に入らなければならない。※写真はクリックで拡大。 |
たとえばパゴダ。靴やストッキング、靴下を脱ぎ、裸足で上がると、そこには見事な仏像が奉られている。人々が祈る姿は真剣そのもの。それはそうだ。彼等にとっては本物の神様だから。透明な空気感がとても心地よい。
なかにはシュエサンドー・パゴダやブーパヤ・パゴダような、ピラミッドを思わせる巨大なパゴダもある。こんなパゴダには、夕陽の時間に人々が集まってくる。目的は、もちろんサンセット。世界のどこに行っても、人間は夕陽を愛するものらしい。人々の祈りの中で、太陽はエーヤワディー川のはるか向こうに沈んでいく。
スーラーマニ寺院。寺院には巨大な仏像が収められている。写真のように、バガンでは馬車がタクシー代わりに使われている。※写真はクリックで拡大。 |
バガンのパゴダは生きている。僧たちはそこで修行し、人々は祈り、新たなパゴダを建設し、次の世代へ同じサイクルを伝えていく。
幸福ってなんだろう?
そんな疑問を生涯持つことのない人々が、ここにいる。
シュエサンドー・パゴダから見た夕景。※写真はクリックで拡大。 |
名称:バガン遺跡地域と建造物群
Bagan Archaeological Area and Monuments
国名:ミャンマー連邦
暫定リスト登録年と登録:1996年、文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)
- アンコール/カンボジア(世界三大仏教遺跡)
- ボロブドゥール/インドネシア(世界三大仏教遺跡)
- 未来の世界遺産1 ナミブ砂漠
- 未来の世界遺産3 ウユニ塩湖
- 未来の世界遺産4 サントリーニ島
- 未来の世界遺産5 グレートオーシャンロード
- 未来の世界遺産6 生死の境・聖地ベナレス
- 未来の世界遺産7 死海でプカプカ浮遊体験
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