オーストラリア南東部、ビクトリア州の海岸沿いに、「世界一美しい海岸道路」と呼ばれる道がある。前回紹介したギリシアのサントリーニ島もTVCMや雑誌広告の定番スポットだったが、それに劣らないのがこの「グレート・オーシャン・ロード」だ。

グレート・オーシャン・ロードは単に美しいだけでなく、道中の大自然にはコアラやカンガルーをはじめ数多くの動植物が生息しており、その希少性から世界遺産登録の動きも活発化しつつあるという。世界遺産ではないけれどすばらしい場所を紹介するシリーズ、未来の世界遺産。第5回はオーストラリアのグレート・オーシャン・ロード!

世界一美しい海岸道路 グレート・オーシャン・ロード

写真をクリックすると次の写真に進みます
十二使徒
グレート・オーシャン・ロード最大の名所、十二使徒。複雑な海岸線と海から突き出した奇岩群が独特の景観を描き出す。


オーストラリア南東部に、駆け抜ける車の姿があまりに美しいために、世界中の自動車メーカーがCM撮影に訪れる道がある。「世界一美しい海岸道路」と称されるグレート・オーシャン・ロードだ。

ビクトリア州のトーキーからワナンブールにいたるこの道は、海岸線に沿って200km以上に渡って続いており、複雑に入り組んだ断崖絶壁や、海から立ち上る奇岩群、激しく打ち寄せる波と静かな入り江が、他では見られないダイナミックな景色を描いている。

多くのCMでは、美しい海岸を背景にやわらかくワインドするこの道を、自動車が滑らかに走り抜ける様子を空から映し出している。その軌道は海に描かれるマニューバのようにセクシーだ。

逆に自動車から眺めていると、断崖絶壁と打ち寄せる波、広大なビーチ、ユーカリの森、熱帯雨林、湿地帯、跳びはねるカンガルーと、大自然の景観が次から次へとその姿を変える。

絶景ポイント、十二使徒については次のページへ。