世界中がピラティスに大注目!
アメリカでは今年、Pilates専門の雑誌が創刊されるほど大人気! |
ピラティスの効果として高い評価を得ているのがコア(体幹部)に対するアプローチ。パソコンと運動不足で肩こり・腰痛に悩まされる私たちが気になる「ネコ背」や「骨盤のゆがみ」を、ニュートラル(正常)な状態へと導いてくれます。
ピラティスのはじまり
ピラティスとは、ドイツ人ジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したエクササイズです。ヨガや太極拳などのエッセンスを取り入れ、1900年初頭に考案されました。元々リハビリのために開発されたプログラムですので、体に余計な負担をかけずにコアの筋肉を整えることができるのが特徴。ベッドの上でも行えます。ところで、生徒さんからよく、「ヨガとピラティスの違いってなんですか?」という質問をいただきます。J・ピラティス氏がエクササイズを開発する際にヨガや太極拳を取り入れたため、「ピラティスとヨガは同じようなもの」と認識されているケースも多々見受けられます。しかし、実際に両方を体験してみると、その大きな違いに驚く方がほとんど。
呼吸法一つとっても、ヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸という違いがあります。また、その呼吸法の違いにより、体の使い方が大きく異ってきます。
また、ヨガはポーズ(静止)をとりますが、ピラティスはつねに体を動かしていますし、瞑想などのスピリチュアルなインストラクションもありません。
ピラティスの呼吸法
それではピラティスの胸式呼吸を練習をしてみましょう。ヨガと違って、ピラティスは胸式呼吸。お腹が膨らまないように注意! |
(1)背筋を伸ばし、骨盤を床に対して垂直に保ち座ります。
(2)両手をろっ骨に軽く添え、肩が上がってこないよう肩甲骨をお尻の方へ引っ張りましょう。
(3)鼻から息を吸う際に、ろっ骨が左右と後ろへ広がるように掌でチェックします。ピラティスは胸式呼吸のため、息を吸う時にお腹が膨らまないよう注意して!
(4)おへそと背中を近づけたまま、口から息を吐き出します。この時、広がったろっ骨が元の位置へ戻るよう、手で軽く押しながら息を吐ききってください。
このサイトで取り扱うピラティスの内容
ピラティス氏は、自らが開発したエクササイズが「50年後の世界でこそ役に立つ」と予言していました。ピラティス氏の言葉通り、ピラティスは「文明の便利さと引き換えに失われる健康」を守るために、とても有効です。このサイトでは、現代で暮らす私たちが健やかさや美しさを保つのに役立つ、ピラティスやその他の新しいボディワークメソッドをご紹介していきたいと考えています。どうぞご期待ください!
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