綺麗な手紙の書き方とは? 品が良く女性らしい印象に
女性らしい綺麗な手紙の書き方は?
手紙を出すには……
・便箋と封筒、そしてペンを用意する
・頭語、季節の挨拶などを考える
・宛名と差出人を書く
・間違えたら書き直し
・切手を貼る
・ポストへ投函
電車の中などどこでもできるメールや、ほんの幾つかの数字をプッシュするだけで相手と話せる電話に比べ、手紙を書くにはこのように手間が掛かります。しかし、それだけに受け取った相手の心に響くはずです。
今回は、先生や上司などの目上の方や、義理のご両親、一目置かれたいご友人などを想定し、お勧めのグッズも含め「知ってて良かった!」の決まりごとを紹介して参ります。
手紙を書く前に……まずはカタチから楽しむ
手紙を楽しむには、先ずはカタチから入っていくのも手! 上質でセンス良い、あなたらしいグッズをセレクトしてみましょう。■ファースト封筒は白
先ず、上質の白い二重封筒、または、厚地の白い封筒をご用意なさることをお勧め致します。
※ 不祝儀の場合は「重なる」という意味で、二重封筒は使用しません。
■ 便箋も白
こちらも、上質の白い物でしたら、どんな方へお出ししても恥ずかしくありません。尚、親しさの度合いで、柄入りや色つきの物を取り入れていっても良いでしょう。
■ 一生物の万年筆を持つ
ブラックかブラック系ブルーの万年筆、もしくは筆で。せっかくお書きするのですから、ボールペンは避けましょう。
そろそろ、上質の万年筆を手に入れませんか? 手紙を書くのがきっと楽しみになることでしょう!
手紙の書き方で恥をかかないための基本マナー
女性らしい綺麗な手紙の書き方は?
1.前文 (頭語、時候&安否の挨拶)
2.主文 (本題)
3.末文 (終わりの挨拶+結び語)
4.後付け (日付、署名、宛名)
5.副文 (追伸)
ではこの中で、今の季節に使える、時候の挨拶と、終わりの挨拶について触れてみましょう。
■時候の挨拶
この季節に適した挨拶言葉のサンプルです。ご参考になさって。
・1月 → 「厳寒の候」「年も改まりましたが、厳しい寒さが続いております」「寒さもこれからが本番、春の訪れが待ち遠しいこの頃」「大寒の候」
・2月 → 「春寒なお厳しく」「寒さもやや緩み」「立春とは名ばかりで寒い日が続いております」「梅のつぼみがほころび始めました」
・3月 → 「早春の候」「春分の候」「花の便りが聞かれる頃となりました」「日ごとに春めいて参りました」
※ 死亡通知や.おくやみ状、病気・災害などのお見舞い状は前文を書きませんので、ご注意を
■終わりの挨拶
・健康に気遣う
「時節柄、ご自愛下さいませ」
「ご健康をお祈り申し上げます」
「季節の変わり目、くれぐれもご健康にお気をつけ下さい」
・用件だけお伝えする場合
「右お知らせまで」
「取り急ぎご挨拶まで」
「ご報告まで」
「右略儀ながらお手紙にてお祝い申し上げます」
手紙の書き方であなたの質を上げるワザ
親しい間柄や身内の方へは、ボールペンでもOK
■ 相手を指す言葉の注意点
例えば「○○様」「先生」「ご主人様」など、相手や相手の身内の方を指す言葉が行の終わり来ないようにします。次の行に移り、上になるように工夫して下さい。行末が揃わなくても気にしないで。
■自分を指す言葉の注意点
逆に、「私」「私ども」「主人」など、ご自分やご家族の名前は、行の上に来ないようにするのもマナーです。もし行頭になってしまう場合には、一字分下げて書くことも覚えておいて下さい。
また、自分側を表す言葉は、やや小さく書いても。
■2行に渡ってはいけない言葉
「おめでとうございます」「お幸せに」「御礼」「ありがとうございました」など、お祝いの言葉や感謝の言葉が途中で切れ、次の行に渡ることは避けて下さい。
■ 義理ママ&パパを感激させる!
離れたお嫁さんから届く手紙は、とても嬉しいものです。お孫さんの近況報告なら、なおさら喜んで下さることでしょう!
お子様からのひと言や、絵などを添えるのもGOOD。
※ ご両親や身内の方への手紙は、あまり形式ばると逆によそよそしく受け取られ逆効果の場合もあるので、気をつけて。
■使い分けたい墨の色
ちょっと頑張って筆で書かれる際のご注意です。通常やお祝いの場合は濃い墨で書きますが、不幸の場合は薄めの墨で書きます。
■切手はおいくら?
料金不足の郵送は、相手にご迷惑をお掛けすることも。手紙を出す際の最低限のマナーですので、十分気をつけましょう。ご自宅で正確に量れるグッズがあると便利ですね。右の写真の物をご参考に!
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