マシーンのレイアウトにも、トレーニング効果を最大にするための運動生理学的な理由が!
急いで隣りに移ると、今度は下半身のトレーニング用のマシーンです。なんでも、同じ筋肉を鍛えるには90秒のインターバル
(休息)をとることが必要とのことで、こちらでは上半身用のマシーンと下半身用のマシーンが交互にレイアウトされているのであります。
単純にマシーンを並べているのではなく、そこには運動生理学的な根拠があったのですねぇ(と、またまた感心)。
8分に1回、心拍数のチェック。
効率よく脂肪燃焼させる心拍数を意識しながらのトレーニング
こうして「上半身トレーニング→有酸素運動→下半身トレーニング→有酸素運動」を繰り返していくのですが、8分に1回心拍数を計る時間があります。というのも、有酸素運動の際もっとも効率よく体脂肪を燃焼させる心拍数(最大心拍数の60%~75%程度と言われます)というのがあり、そのターゲットとする心拍数になっているかをチェックするためです。
年齢別のターゲットとする心拍数はジム内に掲載されているので、もしターゲットよりも心拍数が少なければ、「その場足踏み」やマシーントレーニングの速度を速め、心拍数をターゲットに近づければいいのです。
さて、このことは、心拍数が常にターゲット値であれば、このサーキットトレーニングのように有酸素運動をするのがたとえ30秒おきであっても、脂肪燃焼効果は変わらないと言い換えることもできます。
ステップボードではその場足踏みを30秒。脂肪燃焼に効果的な有酸素運動も30秒なら誰でも続けられる。 |
ずーっと走りっぱなしよりも、30秒おきに走ったほうが
飽きないし、疲れない。また、走る間にウェイトトレーニングを入れれば、カラダが太りにくくなるための、筋肉も鍛えられる。
「ウェイトトレーニングと有酸素運動を交互に行なう」というのはなかなかいいアイデアです。
ますます感心するガイドであります。
2周してストレッチをして、トレーニング時間わずか30分!
こうして円状にレイアウトされた12種類のマシーンを2周して、最後にストレッチをして終了。トレーニング時間はわずか30分でした。
この後仕事ができないくらいヘトヘトに疲れるというよりは、心地よい疲労感といった感じ。
さて、次のページでは、トレーニングを終えてみての総合的な感想について述べてみたいと思います。