野菜とシーフードを中心にした「シーフードベジタリアン」こそ“継続可能”な食事法だ!!
肉を極力控え、魚介類と野菜中心の食生活を選択するライフスタイルの提言書「シーフードベジタリアン」(英治出版)。 |
「シーフードベジタリアン」とは、その名の通り、シーフードと野菜を中心にした食事法、そして、それを含めたライフスタイルのこと。
具体的には安岡先生は積極的に摂るべきもの、控えたいものとして以下のものを挙げています。
積極的に摂りたいもの
●魚介類…魚類、貝類、海藻類
●野菜類…野菜、果物、穀類、イモ類、豆類、キノコ類
控えたいもの
●肉類…すべての動物の肉
●乳製品、卵黄…牛乳、チーズ、ヨーグルト、バター、卵黄およびそれらを原料とする加工品(チョコレート、マヨネーズなども含む)
血液をサラサラにする「魔法のフィッシュオイル」って?
肉を控えるべき理由は、肉の脂肪やコレステロールによって血液がドロドロになってしまうからだそう。「脂肪やコレステロールでドロドロになった血液は、ちょうどゴムホースの内側に汚れが付着するように、血管に付着します。すると、カラダ全体の血流が悪くなります。また、ドロドロの血液は細い血管を通りにくいため、カラダの隅々にまで血液を循環させることができません。新鮮な酸素や栄養素をカラダ全体に運ぶことができないため、肌もくすみ、血行不良によっておきる肩こり・冷え症・生理痛などにもなりやすいのです」
最悪の場合、血管が詰まることによってひきおこす病気、脳梗塞や心筋梗塞などになることも。
「それに対し、シーフードには血液の中の脂肪をキレイに掃除し、血液をサラサラにする脂肪酸が多く含まれます。私はそれを“魔法のフィッシュオイル”と呼んでいます」と、安岡先生はシーフードをたくさん食べることを勧めます。
サラサラな血液は細い血管にまで流れていくので、カラダの隅々にまで常に新鮮な酸素や栄養素を送り届けることができます。
つまり、細胞ひとつひとつがみずみずしく新鮮でいられるということです。
なるほど、「25歳のときのデータを知っておく」のところで「動脈の壁の厚さ」に注目すべきとおっしゃってましたが、シーフードベジタリアンを実践することで、25歳のときの血管の若さをキープできるってことですね。
「また、野菜には肌にいいビタミン類や、カラダの老廃物を排出しやすくするための食物繊維が多く含まれているので、野菜もたっぷり摂って欲しいですね」とのこと。
シーフードベジタリアンを推薦するもうひとつの理由
血液サラサラになって細胞レベルから美しくなれるという点はもちろんですが、先生が強力に「シーフードベジタリアン」を推薦するのは、やはりその「継続しやすさ」。「肉には旬がないのに対し、魚や野菜には旬があります。その季節ごとの旬のものをいただくのは楽しいものですし、何よりおいしい。量もたくさんいただけるのでストレスもなく、外食もOKです」
まさに「サステイナブル・ビューティ」を実現するのにピッタリかも。
これから新年会が続く季節ですが、シーフードと野菜中心のメニューを選ぶようにすればいいと聞いて、ちょっと安心です。
さて、次は安岡先生おススメのシーフードベジタリアンメニューをご紹介します。