フランス語でのお天気表現
フランス語でのお天気表現
すでに基本形をマスターされている方は、最後に紹介する「おもしろ言い回し編」もチェックしてみてくださいね。
基本形をマスターしよう!
会話の始まりはお天気の話題で。 |
- Il fait beau.(イル フェ ボ/天気がいい。)
- Il fait mauvais.(イル フェ モーヴェ/天気が悪い。)
- Il fait frais. (イル フェ フレ/涼しい。)
- Il fait bon. (イル フェ ボン/気持ちがいい。)
- Il fait sec. (イル フェ セック/乾燥している。)
- Il fait nuageux. (イル フェ ニュアジュー/曇っている。)
- Il fait doux.(イル フェ ドゥ/穏やかな天気。)
- Il fait lourd.(イル フェ ルール/うっとおしい天気。)
- Il fait étouffant.(イル フェ エトゥファン/むしむしする/息苦しい天気。)
- Il fait humide.(イル フェ ユミッド/湿度が高い。)
今日の天気には、何が「ある」?
雪のパリ |
- Il y a du vent. (イリア デュ ヴァン/ 風がある。)
- Il y a une averse.(イリア ユナヴェルス/にわか雨だ。)
- Il y a des nuages. (イリア デ ニュア-ジュ/雲がでている。)
- Il y a des orages. (イリア デゾラージュ/雷雨だ。)
- Il y a une tempête.(イリア ユヌ タンペート/嵐だ。)
- Il y a du soleil. (イリア デュ ソレイユ/太陽がでている。)
上記のように「Il y a」を使った表現は、多くの場合、冠詞+名詞の部分を先ほどのIl faitにくっつけて使うこともできますので、「できるだけ覚えるのは少なく!」という節約派の方はそちらで覚えておくのも一つの作戦です。
基本動詞もいくつかマスターしておこう!
例えば、「雨や雪が降る」と言いたいとき、これまで覚えた表現を使って、Il y a de la pluie. (イリア ドゥ ラ プリュイ/雨が降っている)、Il y a de la neige. (イリア ドゥ ラ ネージュ/雪が降っている)ということも可能ですが、どうせなら動詞も覚えておきたいところです。非人称のIlと組み合わせた活用を1パターン、原形と共に覚えておけばたいていの場合は大丈夫ですので、いくつかリストアップしてみましょう。- Il pleut. (イル プル/ 雨が降る。)
- Il neige.(イル ネージュ/雪が降る。)
- Il grêle. (イル グレル/ひょうが降る。)
- Il tonne. (イル トヌ/雷が鳴る。)
動物名を使って天気を表現しよう!
フランス語の世界でも、ブタはともかく住みにくい? |
実生活はともかく、フランス語の表現では、とかく冷遇されがちなchien(シアン/犬)やcochon(コション/ブタ)。de chienや de cochonとくれば、「ひどい」、「嫌な」という意味になります。つまり、un temps de chien、un temps de cochonといえば、雨、風ともにひどい「嫌な天気」という意味。
さらに、「きびしい寒さ」を表すのにもfroid de chien(フロワ ドゥ シアン)という表現が使われます。他にもchienではなく、寒さの表現としては有名なcanard (カナール/あひる)やloup(ル/オオカミ)バージョンもあり、フランス語のお天気表現では動物たちの活躍ぶりがうかがえます。
フランスの空からは何でもかんでも降り放題!?
空からいろいろなものが降ってくる様子を描いた絵画 |
- Il pleut des cordes. (綱が降る。)
- Il pleut à torrents.(滝のように降る。)
- Il pleut à (pleins) seaux.(バケツをひっくりかえしたように降る。)
- Il pleut des hallebardes.(矛槍が降る。)
- Il pleut comme vache qui pisse.(おしっこをする牛みたいに降る。)
これだけ降れば、まさにエイリアンの地球襲撃!parapluie(パラプリュイ/傘)までもが武器に思えてくるから不思議です。今回のテーマである「お天気」、parler de la pluie et du beau temps(お天気の話をする)というフランス語は、「くだらない話をする」という意味でもありますが、いかがでしたでしょうか?
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