フランス語でステーキの焼き加減を伝える!
フランス語でステーキの焼き加減を伝える!
ちゃんと注文したのに、何か聞かれているのはどうして?
お肉料理の焼き加減についてのフランス語も覚えておきたい |
それは、おそらく注文した料理がステーキだったのかも。肉料理を注文した場合、焼き加減をきかれることは結構あるもの。ということで、今回はステーキの焼き具合を中心にレストランでの会話をお勉強しましょう。
Quelle cuisson? (焼き加減は?):疑問形容詞quelの使い方
フランス語でステーキの焼き加減を聞かれる際の表現は、Quelle cuisson?(ケル キュイソン)です。Quel(ケル)とは「どんな」という意味を表す疑問形容詞で、後に続く名詞の性数によって、quel+男性単数名詞、quelle+女性単数名詞、quels+男性複数名詞、quelles+女性複数名詞と4つのパターンに変化します。というとなんだかややこしい気がしますが、発音はすべて「ケル」。つまり、「どんな映画?」と聞きたい場合には、映画を意味するfilm(フィルム)が男性名詞なので、Quel film ?(ケル フィルム?)。以前の記事「フランス語で告白しよう!例文から告白の言葉・表現を考える」の中でも簡単に解説しましたが、この場合は、cuisson(キュイソン)というのが「焼くこと」を意味する女性単数名詞になりますので、Quelle cuisson?とQuelleを使って、「焼き加減はどうなさいますか?」という意味になります。
それでは、Quelle cuisson?と聞かれたらどう答えればいいのでしょうか?答えはもちろん、その方の好みによって変わってきますが、基本は次の4パターンになります。
Bien cuit(ビアン キュイ)、A point(ア ポワン)、Saignant (セニャン)、Bleu(ブル)。
4種類あるぞ!お肉の焼き加減
4種類の焼き加減。自分にあったものを覚えておきたい |
続いてA point(ア ポワン)ですが、この言葉は「ほどよく」とか「ちょうどいい」という意味を持っている言葉です。つまり、ステーキの焼き加減で言えば「ミディアム」ということになります。
Saignant (セニャン)とは「血がしたたる」という意味の形容詞です。ちなみに、「出血する」という動詞はsaigner(セニェ)、「出血」はsaignement(セニュマン)という男性名詞です。これらの派生語も余裕のある方は覚えていきましょう。「血がしたたる」つまり、この表現が「ミディアム レア」にあたります。
さて、最後のbleu(ブル)ですが、これはフランス語では「青い」を意味する言葉です。英語のblueと似ていますが最後のeとuが逆ですので間違わないようにしましょう。Saignantよりもっと生焼けに近い状態を表しますから、「レア」ということになりますが、ほとんど表面を焼いただけなので、実際はSaignantの方が日本のステーキの「レア」に近い状態と言えそうです。生肉がお好きな方はぜひお試しあれ。
以上、ステーキの焼き加減を表す4つのパターンをお勉強しましたが、いずれの言葉の後にも、「旅行で使えるフランス語!挨拶・レストラン等で役立つフレーズ集」でお勉強したS'il vous plaît.をつけて使いましょう。4パターンも覚えるのは無理と言う方は、ご自分のお好きな焼き加減だけでもちろんOK。
なんだか、お腹がすいてきましたね。
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