モッフルとは? お餅で作る、ニッポンのワッフル
お餅で作るワッフル、”モッフル”とは
名前ですでに想像がつく方も多いと思いますが、「餅+ワッフル」でモッフル。作り方は、その名のとおり、お餅をワッフルメーカーで焼くだけなのですが、これが実に意外なおいしさです。
モッフルのレシピ・作り方/アレンジレシピ
ワッフルメーカーにお餅を載せて、フタを閉じます。最初は餅が固くて閉じられず、隙間が開いてしまいますが、餅がだんだんやわらかくなってきますので、そうしたらフタがロックされるまで閉めます
あとは数分焼くだけ、不思議な食感のお餅ができあがります。
簡単に作れます |
餅二個を並べて使うと、ボリューム満点の四角いものができる |
モッフルを生み出したメーカーは、トッピングとして、明太子、イカの塩辛、納豆、豚の角煮、ハムチーズ、うなぎ、天ぷら、ドライフルーツ、アイスクリームなどを提案していますから、モッフルは実に懐の深い食べ物なわけです。
加えて二つのモッフルの間に具を挟めば、モッフルバーガーもできそう。しかしかなりボリューミーです。メーカーが提案しているのは、薄いしゃぶしゃぶもちの間にチーズやチョコを挟んでから焼いた、モッフルのホットサンド。これは確かにうまそうです。
しゃぶしゃぶ餅で明太子を挟んだモッフル | アイスクリームを載せたモッフル |
また、周囲がパリッとしているので、スープなどの汁ものに入れてもおいしいです。それから、玄米餅やよもぎ餅、大豆などの入ったお餅などをモッフルにしてもおいしそうですね。
モッフルはこうして誕生した!モッフルメーカーとは?
さて、このモッフル誕生の経緯ですが、ビタントニオのワッフルメーカーを展開する三栄コーポレーションのスタッフが、実演販売をしていたところ、お客さんの一人が、「餅でも焼ければ幅が広がるんだけど」
とひとこと言ったのがそもそもの始まり。その言葉を聞いたスタッフが、あとで試しに餅を焼いてみたそうです。
焼き始めは餅が厚くフタもしまらないのですが、すぐに餅はやわらかくなり、そこでフタを閉めて、しばし焼くと、ふわふわでサクサク、これまでにない食感の焼き餅ができあがてしまったのです。
その後、卸し向け展示会で提供すると実に2日間で1600食が出る人気ぶり。
老若男女問わず、多くの人が絶賛するので、ついには左上の写真のような、モッフル専用のモッフル・メーカーまで開発してしまったそうです。
モッフルメーカーは、餅がいっそうふわふわサクサクに仕上がるよう、設定温度が高めで、また、フタが下のプレートと平行に開くようになっていて、熱が均一に入るそうです。型の形状もちょっと違い、餅のイメージで丸型模様の押し型になってます(前頁の明太子とアイスのモッフルはモッフルメーカーで焼いたもの。形が違うのがお分かりでしょうか)。
個人的に、特にこのモッフル、いいなぁ、と思った点があります。まず第一に餅が失敗なく焼けること、実は私、トースターなどでお餅を焼くの結構苦手なのですが、これなら大丈夫です。第二には、その形状のせいか、子供がとても喜ぶということ。
そしてもう一つ、ワッフルやホットサンドメーカーって、一時期は熱心に使っても、そのうちタンスの肥やしになってしまうことってありませんか。うちの実家はそんな感じで、何年もしまいこまれて、ときどき再登場して、その後何ヶ月かまた活躍する、ということの繰り返しでした。でも、毎年正月に餅を焼くためにこれを出せば、少なくとも何年もしまいこまれることはないなぁと(笑)。いやいや、すいません。そんなネガティブなことを書いてはいけませんね。
実際、モッフルは相当使えると思いますよ。確かにワッフルメーカーの使い道の幅がひろがります。
皆さんも、モッフルを試してみてはいかがでしょうか?
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