ワタリガニのトマトクリームパスタ

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ワタリガニのトマトクリームパスタ

私にとって、とっておきの夜食がこのワタリガニのトマトクリームパスタです。もちろん、ランチや夕食に食べてもよいのですが、このパスタには、なぜか、夜遅く、BARかどこかで、白ワインか軽めの赤ワインを飲みながら食べる、というような印象があります。

甲羅の赤い色とカニのエキスとミソがたっぷり含まれたクリームソースが、濃密な夜の時間をイメージさせるのでしょうか。でも、休日の昼間、陽光を浴びながらワインを片手に食す、というのも悪くないですね。休日ならではのゆるやかな時間の流れを感じます。

いずれにしろ、このパスタ、作るのは難しくないのに、食べるときになぜか非日常的で贅沢な時間を過ごせる、不思議な力があるように思います。

渡り蟹のトマトクリームパスタの材料(2人分

渡り蟹のトマトクリームパスタの材料
パスタ 200g程度(リングイーネなど)
かに 2杯
ニンニク 1片
生クリーム 100cc
ブランデー 少々
白ワイン 少々
少々
トマトソースの材料
トマト水煮缶 500g
ニンニク 1片
オリーブオイル 少々

渡り蟹のトマトクリームパスタの作り方・手順

ソースと渡り蟹の下ごしらえ

1:

まず、簡単なトマトソースを作ります。
みじん切りしたニンニクとオリーブオイルをフライパンに入れ、火にかけます。

2:

ニンニクから香ばしい匂いが漂い始めたら、ホールトマトを煮汁ごと加え、トマトを木じゃくしなどで潰してなめらかにしながら、弱火で20分~30分ほど、ペーストのちょっと手前ぐらいの濃さになるまで煮込みます。

3:

トマトを煮込んでいる間に、ワタリガニの下ごしらえをします。また、この時点でパスタ用のお湯を沸かし始めるとよいでしょう。

まず蟹のハカマのところに指を入れ、甲羅をはがし取ります。

4:

甲羅のなかのミソ(もしあれば卵巣も)を取り、別の容器入れておきます(ミソはソースに使います)。

5:

甲羅の、口のすぐ下についている砂袋を、破らないようにして取り除きます。
甲羅は飾りとして使うので、きれいに洗います。

6:

ガニ(肺)は食べられないので、取り除きます。

7:

胴体を半分に切ります。

8:

包丁の背で、カニの足を叩き、エキスが滲みだしやすくします。
強く叩きすぎて細かい殻の破片が生じた場合、それがソースの中に入らないように取り除いておきます。

9:

食べやすいよう、厚手の出刃包丁でカニのツメに切り目を入れます。
この作業はちょっと危険です。無理な力が入ると事故に繋がるので、厚手の出刃包丁を持っていない場合、出刃包丁の扱いに慣れていない場合はやらないほうが良いでしょう。間違っても家庭用の薄い三徳包丁などを使ってはいけません。

渡り蟹のトマトクリームパスタを作る

10:

まずニンニク1片をみじん切りにしておきます。また、そろそろパスタを茹でます。沸騰した湯に1%~3%の塩(塩の種類によって味の滲み方が随分違うので、使う塩によって加減します)を加え、茹でます。このとき、飾りに使うワタリガニの甲羅も一緒に茹でておきます。

パスタは、あとでソースと一緒に少し煮込むので、アルデンテの少し手前の芯が固い状態で引き上げます。

11:

フライパンをコンロの最大火力の強火にかけ、オリーブオイルを加えて全体に回し、鍋肌になじませます。 鍋から煙が出るぐらいの高温になったら、ワタリガニとみじん切りのニンニクを加え、さっと混ぜます。

12:

すぐにニンニクがよい香りを放ち始めるので、ブランデーを加え、フライパンを傾けて火をつけてフランベし、さらに白ワイン少々も加えます。

13:

トマトソース、生クリーム、取っておいたカニのミソを加え、全体をよく混ぜて中火まで火を落とします。

14:

そのまま、縁がちょっと焦げてくるまで、ときどき混ぜながら煮詰めます。
味見をしながら適量の塩を加えます。

15:

芯が残る程度に茹で上げたパスタを加えてソースとよくからめ、パスタがアルデンテになるまで、短時間、火を通します。

ソースの水分が蒸発しすぎたときは、白ワインかパスタの煮汁を加え、ソースをゆるめます。器に入れ、甲羅を飾って供します。