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スキンケアの名脇役!「キャリアオイル」(2ページ目)

アロマテラピーに欠かせない材料が「キャリアオイル」。エッセンシャルオイルと合わせて使うとスキンケアにも大活躍。基本材料としてのキャリアオイルをご紹介します。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

主要な3種のキャリアオイル

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アロマライフを楽しむためのマストアイテム。それがキャリアオイルです!まさに名脇役。
ホホバオイル(Simmondsia chinensis)
ツゲ科のホホバの木になる実からオイルがとれます。ホホバはもともとアメリカ合衆国西南部からメキシコ北部の砂漠地帯に多く生息する植物です。現在は大規模に栽培され、口紅、ファンデーションからシャンプーにいたるまで、スキンケアに欠かせないオイルとして位置づけられています。アロマテラピーでもホホバオイルは非常に人気のあるキャリアオイルです。


他のオイルと比較して、ホホバオイルはワックス分を含むのが特徴。そのため、酸化しにくい便利なオイルです。精製されたものは無色透明ですが、濃い黄金色をしているものの方がオススメです。精製度が低い分、栄養もたっぷり。皮脂に似た構造をもつため、皮膚へのなじみ、浸透もとてもよく、とてもオススメのオイルですが、次に紹介する2種に比較すると少しプライスが高めです。冷蔵庫に入れると固まるため、常温で保管しましょう。50ml2000円前後。


スィートアーモンドオイル(Prunus amygdalus var.dulcia)
モモと近縁のバラ科のアーモンドは食用でもお馴染み。食べる部分と同じ「仁」という部分からオイルも圧搾されます。薄い黄色をしたオイルで、匂いはほとんどなく使いやすいベストセラーオイル。ベビーマッサージなどでもよく使われます。

オレイン酸という脂肪酸を多く含みます。乾燥肌にオススメ!つるりとしたオイルの質感が心地良いキャリアオイル。50ml1000円前後。


オリーブオイル(Olea europaea)
モクセイ科のオリーブは食用オイルや食用果実として、とても身近な植物ですね。多くは地中海沿岸の乾燥地で栽培されていますが、日本でも小豆島などが産地として知られます。上記2種と違い、薬局でも販売されており、医療機関でも使われるオイルで臨床の歴史も古いといえます。

スィートアーモンドと同じく、オレイン酸を多く含みます。古くは痛みのケアに使われた歴史があります。スキンケアとしては乾燥した血行の悪い皮膚に有効とされます。50ml2000円前後。



この3つのオイルは入手しやすく、一般的にアレルギー性も低いため、まず揃えるオイルとして推奨できます。アロマテラピーショップや最近では自然食スーパーなどでも売っていますので、是非一度使ってみてください。

では続いてアロマテラピーでのキャリアオイルの使い方をはじめ、実際に買ったときの保管方法などをご紹介します。

続いて「キャリアオイル使い方」をはじめとしたポイントをまとめました。
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