アロマテラピー/アロマテラピーのお役立ち情報

虫刺され用アロマクリーム

蚊に刺された後のかゆみを鎮め、更に痕が残らないようなクリームをエッセンシャルオイル配合で作ってみませんか。きれいな素肌になりましょう。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

蚊に刺された痕のアロマケア

beewax.jpg
クリームの材料ミツロウ。白いものと黄色いものがあります。黄色の方が未精製。少し香りがあります。
蚊に刺された痕はなるべくキレイに、早く元の状態に戻したいですね。美しい素肌になるためのエッセンシャルオイル配合クリームを紹介します。

アロマ軟膏が良いワケ


いろいろな活用方法があるアロマケアの中でも、虫刺され痕に効果を発揮しやすいものとして軟膏(クリーム)が良いのにはこんなワケがあります。

(1)エッセンシャルオイルには消炎作用や肌細胞を活性化させる作用が期待できるものがある。

ある種のエッセンシャルオイルは肌の炎症を鎮め、かゆみなどを軽減させる作用が期待できるものがあります。古くから植物は消炎作用、抗菌作用、かゆみを鎮める作用などのために使われてきました。また皮膚細胞を活性させ、新しい細胞と置き換わる肌サイクルを助けるともいわれるものもあります。

(2)ミツロウ(蜜蝋)が良い。
ミツロウはミツバチが作り出す天然のワックス成分です。抗菌作用に優れており、古くから医療や高級キャンドルの材料として活用された歴史があります。クリームの材料に使用していくことで、エッセンシャルオイルだけなく、ミツロウのそういった効果も一緒に期待できます。

(3)固形クリームが良い。
液体のキャリアオイルと違い、固形のクリームは皮膚に長くとどまりやすいと言えます。そのため植物成分の持続した効果が望めます。またキャリアオイルのみと違い、ベタつきも少ないです。※キャリアオイルとは植物油のことです。ホホバオイルやスィートアーモンドオイルなどがオススメ※

(4)香りが良い
市販の虫除け、かゆみ止めなどは匂いが薬っぽいものが多いです。でもこのクリームは香りが素晴らしいのも嬉しい点。香りだけで癒されます。好ましくない副作用が少ないのも嬉しいですね。


配合するオイル


痕を目立たなくするエッセンシャルオイルは次のようなものです。

ラベンダー
カモミール(ジャーマンまたはローマン)


ラベンダー

lave2.jpg
ラベンダーは香りが良いだけでなく、入手しやすい、使いやすいとお役立ちオイル。花の色も美しい癒しの色です。
ラベンダーのエッセンシャルオイルは、皮膚の細胞の分裂を活性化させるといわれます。だんだん年を重ねるに従って、虫刺され痕が消えにくくなって・・なんて経験はありませんか?昔は、早々と元のきれいな肌に戻っていたのに、今は色素が沈着して、痕が目立つ。そんな人は是非、ラベンダーを使ってみましょう。

カモミール

chamomile1.jpg
カモミールのお花。香りは比較的強く、甘さと草っぽい香りを混ぜたイメージ。
カモミールにはいくつか種類がありますが、炎症を鎮める作用が、より優れるといわれるのはジャーマン種です。もちろん手元にローマンがあればそれで代用しても構いません。カモミールジャーマンは印象的な藍色をしています。ジャーマンを使えば出来あがりのクリームもうすいブルー色になります。さらにカモミールはかゆみにも効果的に作用するといわれます。掻き過ぎても傷跡が残ってしまうので、かゆみを抑える効果が期待できるカモミールはこのクリームにピッタリです。


次ページではアロマクリームの作り方をご紹介していきます!
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    (ミーコ)明日きれいになれる!ビューティ特集&コラム

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます