アロマテラピーに関する専門セミナーの模様をレポートする今回のClose Up!。去る2月24日(日)大阪国際会議場で行われた日本アロマテラピー協会学術調査研究委員会主催、第8回専門セミナーに参加してきました。今回で8回目を迎えるこのセミナーは色々な講師の方々を招き、アロマテラピーについて考えるセミナーです。今回のテーマは「妊娠と出産のアロマテラピー」。講師は鍼灸師で助産院を経営され、早くからアロマテラピーの活用に取り組まれている宮川明子先生です。
セミナーには250名ほどの方が参加されていましたが、今回は妊娠と出産がテーマなためほとんどが女性で、中には妊婦さんも見えます。内容は非常に興味深く、実際の助産院でのアロマテラピーの臨床から親子関係にまで話は及び、皆さん興味津々な様子でした。
妊娠すると女性の心身には色々な変化が現れます。そこでアロマテラピーを上手く活用することで快適に妊娠中を過ごし出産することが、ひいては出産後のよい母子関係にも影響を与えるのです。そのためにはまず”好きな香りを選ぶこと”それが重要ということです。エッセンシャルオイルには色々な作用があるといわれますが、それがあくまで基本で必ず人それぞれに好みがあるため、好きな香りを使ってアロマテラピーを行うことが大切なのです。特に妊娠中は嗅覚は敏感になります。好きな香り、それが一番心身をリラックスさせるんですね。では具体的に現場では妊婦さんにどのようにアロマテラピーを応用しているのか。次のページに具体的な方法をごく一部ですがご紹介します。
(注意)もちろん毒性の高いエッセンシャルオイルやその他の禁忌を知っての上での応用です。まったくの初心者の方は事前に専門家やセラピストに相談の上で行うようにして下さい。