エッセンシャルオイルを単体で使わずにブレンドする。これは香りの面でも、作用の面でも、大変魅力的な方法です。一般的に、エッセンシャルオイルはブレンドした方がより効果的な作用が期待できるといわれます。いわゆる相乗作用といわれるものです。1+1が3にも4にもなる。そんな期待をもってエッセンシャルオイルをブレンドするのですが、香りの相性はどうでしょう。やはり、よくマッチするという香りはあります。また香りは単体で使用するよりも、ブレンドした方が、より奥深くなり、マイルドな印象に仕上がります。今回は手作り香水や香りを楽しみたいときなどに活用できる、基礎的ブレンド術についてのレッスンです。
●ブレンド術(1)
まず、エッセンシャルオイルの原料植物が同じ科に属している。これは香りの相性が大変良いです。
例)
・ミカン科のレモンとグレープフルーツのブレンド
・シソ科のラベンダーとクラリセージのブレンド
・ヒノキ科のジュニパーとヒノキのブレンド
・フトモモ科のユーカリとマートルのブレンド
・イネ科のレモングラスとパルマローザのブレンド
・セリ科のコリアンダーとフェンネルのブレンド など
これなら、エッセンシャルオイルの科名を見て、すぐにでも実践できる方法といえます。ちょっと想像しただけでも、「相性が良いだろうな」というのがおわかりになるでしょう。このブレンド方法は一番無難で簡単な方法です。まずはこのブレンド術から始めてみると良いですね。