もし、追突されたら
ごっつん盗 あなたの車で 走り去る(c)Yukiko Saeki |
相手が「ごっつん盗」であれば、相手の車のドライバーのほかに、車を奪って走り去ろうとする人物が必ず付近にいるはずです。特にマスクをつけていたり、サングラスをかけていたり、帽子を被ったりしている人物には警戒が必要です。
車の窓はすべてしっかり閉めておきましょう。携帯電話をすぐに取り出し、カメラをオンにします。ズームアップして、後方の追突してきた車の写真を撮りましょう。すぐには車を降りず、110番にダイヤルして「追突された」と告げます。電話をかけながら、後方を振り返り、相手の車の情報をできるだけ伝えます。車体の色、車種、ナンバーまで見えるならナンバーを知らせておきましょう。
もし、ドライバーが降りてこちらの車に来るようなら、人相着衣(警察用語で「人着」)、髪型や服装など、おおよその年齢とか身長などを生放送でリポート中継するように報告できればなおいいでしょう。もちろん、現在位置を正確に、信号の名称や通りの名前、近くの目立つ建物など、できるだけ詳しく伝えます。
軽微な損傷だと、つい示談で済ませようとするものですが、その心理を狙われています。念のため、警察官に現場に来てもらうようにしましょう。追突された被害者の側なら当然ではないでしょうか。遠慮は無用だと思われます。
鍵を守れ!
追突され 車出るなら 鍵を抜け(c)Yukiko Saeki |
基本的に車はエンジンキーが差し込まれていないと作動しません。誰かに車を持っていかれないためには、車を降りるときは、どんなにわずかな時間であろうと、とにかくキーは抜くということ、ドアは閉めてロックすることを習慣づけましょう。
上記で述べたようなことは、いざというときになかなかできるものではないかもしれません。だからこそ、日ごろからイメージトレーニングが必要なのです。狙われやすい高級国産車や外車に乗っている人は、走行中からバックミラーで後方に不審車がいないかよく見て、特に信号で停まるようなときには後続車に警戒をして、心構えをしておきましょう。
※女性が駐車場で強盗被害に遭う事件が発生しました! ガイド記事「駐車場で強盗被害!女性ドライバーは要注意」をあわせてご覧ください!
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