“むしゃくしゃ”は“はた迷惑”?
「むしゃくしゃ」という言葉が、犯罪の場面において使われることが多い点を、ご理解いただけたと思います。その理由はさまざまであり、非常に個人的かつ自分勝手な理由です。本人のストレス解消にはなっても、周囲の人にとってこそストレス、「はた迷惑」どころか、人命に関わるような大事件にも発展することもあります。いらいらしている様子、周囲に当たり散らすような様子の人には、近づかない方がいいのでしょう。しかし、タイヤをパンクさせられたり、食品に針を混入されたり、火をつけられたり、など、どうにも防ぎようもないようなことも多いのが実際の所でしょう。
せめて、車は安全な場所に停める、食品を売る人は商品に細心の注意を払い、買う人は品物をよく確かめる。放火されないように家の周囲には燃えやすいものを放置しない。不審な物や人物には警戒をする、といったようなことで身を守るしかありません。
電線を切断されて停電、などといった事態には、パソコンのデータのバックアップをまめに取っておくとか、懐中電灯を用意しておくなど、危機管理の原則である「最悪の事態に備える」ことがどれだけ出来ているか、ということでしょう。
世間は不況で、人の心もすさみがちです。「むしゃくしゃ」している人も多いでしょう。誰でもそういった心理による破壊行為や、違法・不法行為の犠牲者にはなりたくないものです。日々の生活の中で、できる限り、危険や害を防ぐ心がけをするようにしましょう。
※身内のイライラにやれやれと思うことぐらいで済むならいいのですが、他人のストレス解消の手段として、被害を受けてはたまりません。
他人の「むしゃくしゃ」の被害を受けたことはありますか?
どうやら被害を受けたことのない人はいないようです…。
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